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新NISAの積立おすすめ銘柄・投資信託の組み合わせ例【2024年最新】

新NISAつみたて投資枠では、投資できる銘柄が長期投資に適した商品だけに限定されています。しかし、その中でもどれを選ぶべきか、迷う方もいらっしゃると思います。

このページでは、新NISAでの積立投資について「おすすめ銘柄5選」、「ファンドの組み合わせ例」など紹介しています。

新NISAの積立おすすめ銘柄5選【2024最新】

新NISAでどれに積立投資するか迷ってしまう人は、ここで紹介するおすすめ銘柄5つのうちどれか1つを選んでいただければ、それで問題ありません。

  1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  2. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  3. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  4. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  5. SMT iPlus 全世界株式

※成長投資枠で購入可能。つみたて投資枠は購入不可。

低コストで運用できるインデックスファンドを4つ、極めて健全な報酬体系となっているアクティブファンドを1つご紹介します。

(1)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動するように運用されるインデックスファンドです。この銘柄を使えば、経済大国アメリカの株式に分散投資できます。S&P500に連動させる銘柄の中でも極めて低コストに設定されています。

(2)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

海外先進国の株式に低コストで分散投資できるインデックスファンドです。アメリカだけでなく、ヨーロッパ諸国やオーストラリアなどにも投資できます。

(3)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

日本国内・海外先進国・新興国すべてを含む「全世界株式」に低コストで分散投資できるインデックスファンドです。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」でも直近5年連続で1位を獲得しています。

(4)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

国内外の株式・債券・リートに低コストで分散投資できるインデックス型のバランスファンドです。債券も組み入れているため、株式だけで運用される投資信託よりも、値動きがマイルドになります。
※不動産に分散投資できる株のような金融商品

(5)SMT iPlus 全世界株式

日本を含む全世界の株式に分散投資できるアクティブファンドです。基本報酬は、インデックスファンドの信託報酬を下回ります。実績報酬は、前四半期・設定来ともにベンチマークを上回っている場合のみ発生します。
新NISAにおいては、成長投資枠で買えます。つみたて投資枠では買えません。

投資信託の組み合わせ例【楽天VTI・楽天VT】

先に紹介した銘柄ですが、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は大型株、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は大型株・中型株を投資対象としています。

楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天・VTI)」や「楽天・全世界株式インデックス・ファンド楽天・VT)」は、大型株・中型株だけでなく小型株まで網羅しているため、これらを組み合わせるのも良いです。

<新NISAの積立おすすめ銘柄の比較>
銘柄名 投資対象 組入
銘柄数
国・地域 分類
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) アメリカ 大型株 約500
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 海外
先進国
大型株・
中型株
約1,300
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 全世界 大型株・
中型株
約3,000
楽天・全米株式インデックス・ファンド アメリカ 大型株・
中型株・
小型株
約4,000
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 全世界 大型株・
中型株・
小型株
約9,500

例えば、以下の2銘柄を組み合わせるとどうでしょうか?

この2銘柄はともに「アメリカの大型株・中型株」を組み入れているため、この部分に厚みが出ます。そして、楽天VTIには「アメリカの小型株」、オルカンには「アメリカ以外の大型株・中型株」がそれぞれ組み入れられており、各銘柄同士がカバーし合う組み合わせとなります。

新NISAでの投資先にこだわりたい方は、ご自身が納得のいくように複数の銘柄を組み合わせると良いでしょう。

ファンドの選び方

運用にかかるコストをチェック

新NISAは「非課税期間無期限」という長期間で資産運用をします。運用期間中は常に信託報酬(運用管理費用)がかかってきます。つみたて投資枠で運用できる銘柄は、その他の銘柄と比べて、運用コストが低く抑えられた銘柄が集まっているので、そこまで心配する必要はありません。

しかし、運用コストをより低く抑えるに越したことはないため、ご自身が投資しようとしている銘柄にどれくらいの信託報酬がかかるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

信託報酬の違いが大きな差に

信託報酬の差は、ほんの数%であっても、長期で見ると大きな差が生まれます。例えば、信託報酬が「0.11%」のものと「1.65%」の銘柄を比較してみます。月に1万円ずつ積み立て、仮に年利3%で運用できたとすると、20年後には資産額に50万円もの差が生まれます。

積立nisaのイメージ

純資産総額・資金流入をチェック

投資信託は投資家から資産が集まることで、運用が成り立ちます。純資産総額が減少傾向にある銘柄は、将来運用が停止されてしまう恐れがあります。過去数年間の運用実績がある銘柄であれば、純資産総額が順調に伸びているか確認しましょう。

例えば、SBI証券であれば、投資信託の銘柄ページの下のほうに、月次資金流出入額のグラフがあります。

オルカンの月次資金流出入額
出典:SBI証券

このグラフを確認して、順調に資金流入が続いているようであれば、その銘柄の純資産総額が増加傾向にあるということです。なお、新規設定されたばかりの銘柄は、まだ純資産総額がそれほど大きくない場合もあります。

全世界株式(オルカンなど)

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと呼ばれる指数と連動するように作られています。全世界の大型株・中型株に投資できます。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低 運用額 大
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
0.05775%
▲純資産総額は2兆円超で、信託報酬も最安水準。投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー20192020202120222023と直近5年連続1位を獲得しています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスと呼ばれる指数と連動するように作られています。全世界の大型株・中型株・小型株に投資できます。

銘柄名 信託報酬
運用額 大
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
0.191%
▲純資産総額は5,000億円超。投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー20171位を獲得しました。

米国株式(S&P500など)

S&P500と呼ばれる指数と連動するように作られています。アメリカの代表的な500社の株式に投資できます。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低 運用額 大
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
0.09372%
▲国内の投資信託の中で最も純資産総額が大きく、運用成績も優秀。
銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
0.0938%
▲S&P500に連動させる投資信託の中でも低コスト。SBI証券マネックス証券で購入できます。(楽天証券では購入できません)

CRSP USトータル・マーケット・インデックスと呼ばれる指数と連動するように作られています。アメリカのほぼすべての株式に投資できます。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
0.0938%
▲米国株を投資対象とするつみたて投資枠対象銘柄の中でも低コスト。SBI証券auカブコム証券で購入できます。(楽天証券では購入できません)
銘柄名 信託報酬
運用額 大
楽天・全米株式インデックス・ファンド
0.162%
▲純資産総額は1兆円超。「楽天VTI」との呼び名で親しまれています。

その他(国内株式・外国株式・バランス・アクティブ)

国内株式(日経平均株価)

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
0.143%
▲日経平均連動型の中でも低コスト。SBI証券楽天証券などで購入できます。
銘柄名 信託報酬
信託報酬 低 運用額 大
iFree 日経225インデックス
0.154%
▲日経平均連動型の中でも低コスト。運用資産額も600億円超です。

国内株式(TOPIX)

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低 運用額 大
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
0.143%
▲業界最安水準の運用コストを目指し続けるeMAXIS Slimシリーズの投資信託。信託報酬が低く、純資産総額も増加傾向にあります。
銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
iFree TOPIXインデックス
0.154%
▲他の銘柄と比較して信託報酬が低く、運用成績も優秀。SBI証券楽天証券などで購入できます。

国内株式(JPX日経400)

JPX日経400は、投資者にとって投資魅力の高い会社400社に投資する指数です。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
iFree JPX日経400インデックス
0.2145%
▲信託報酬が0.2145%とコストは最安水準。純資産総額がもう少し増えてくると良いですね。
銘柄名 信託報酬
運用額 大
SMT JPX日経インデックス400・オープン
0.407%
▲つみたて投資枠の対象銘柄として選定された「JPX日経400型」の中で、最も純資産総額が大きい銘柄です。

外国株式(先進国)

こちらは海外先進国に投資できる銘柄です。MSCIコクサイと呼ばれる指数と連動するように作られています。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低運用額 大
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
0.09889%
▲業界最安水準のコストを目指すeMAXIS Slimシリーズの投資信託。投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー20181位を獲得しています。
銘柄名 信託報酬
信託報酬 低運用額 大
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.09889%
▲純資産総額は6,000億円超で、信託報酬も最安水準。投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤーで、2014年から2016年まで3年連続1位を獲得しています。

外国株式(新興国)

こちらは海外新興国に投資できる銘柄です。MSCIエマージング・マーケット・インデックスと呼ばれる指数と連動するように作られています。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
0.1859%
▲業界最安水準のコストを目指すeMAXIS Slimシリーズの投資信託。SBI証券楽天証券で購入できます。

バランスファンド

株式や債券・リートなど複数の資産に投資するバランス型の投資信託です。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
0.143%
▲国内外の株・債券・リートに投資する銘柄。1本で手軽に分散投資できます。
銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
0.154%
▲低コストで定評のあるニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズの投資信託。国内外の株式・債券に投資できます。
銘柄名 信託報酬
運用額 大
セゾン・グローバルバランスファンド
0.56%程度
▲運用資産総額4,000億円超バランスファンド。世界最大級の資産運用会社バンガード社のETFに投資する銘柄です。

アクティブファンド

先に紹介した投資信託はインデックスファンドと呼ばれ、特定の指数(インデックス)と連動を目指すタイプの銘柄です。一方アクティブファンドは、インデックスを上回る運用成績を目指す銘柄です。

銘柄名 信託報酬
信託報酬 低
SMT iPlus 全世界株式
0.055%
+実績報酬
▲日本を含む全世界の株式に分散投資できるアクティブファンド。基本報酬は、インデックスファンドの信託報酬を下回ります。実績報酬は、前四半期・設定来ともにベンチマークを上回っている場合のみ発生します。
銘柄名 信託報酬
運用額 大
セゾン資産形成の達人ファンド
1.34%程度
▲日本を含む全世界の株式に実質的に分散投資できる優良なアクティブファンド。分配金も出されておらず、長期投資をするにあたって効率的な仕組みとなっています。
銘柄名 信託報酬
運用額 大
ひふみプラス
1.078%
▲国内を中心に、海外の株式にも投資するアクティブファンド。純資産総額は5,000億円超。アクティブファンドは確実にインデックスを上回る成績となるわけではありません。しかし、特徴を知り、魅力を感じて投資するのであれば、アクティブファンドを資産運用の選択肢に入れるのも1つの手です。

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