投資信託の基礎2 - 投資信託の種類
どんな投資信託の種類があるの?
上の画像は海外不動産に投資するいわゆる海外リート型の商品『SMT グローバルREITインデックスオープン』の投資信託説明書です。表紙には「追加型投信/海外/不動産投信/インデックス型」と書かれており、ここで投資信託の種類を決める分類がされます。 これは以下のような意味を持っています。
- 追加型投信:期間を選ばず購入ができる投資信託
- 海外:投資の対象地域が主に海外
- 不動産投信:投資する資産が不動産に投資する投資信託(REIT・リート)である
- インデックス型:投資信託の価格が指標(インデックス)に連動するように作られている
※この場合は、米国S&P社が出す『S&P 先進国REIT指数』とよばれる指標に連動する
この分類の組み合わせによって、投資信託の種類が決まります。投資信託の種類を決める分類は以下のものがあります。
先のSMT グローバルREITインデックスオープンは「追加型/海外/不動産投信/インデックス型」と分類されますが、②投資対象地域と③投資対象資産、⑤補足分類に注目して大ざっぱに『海外リート型(不動産投信型)のインデックスファンド』とよばれることが多いです。
投資信託の価格が「日経225」に連動する投資信託のニッセイ日経225インデックスファンドは、「追加型/国内/株式/インデックス型」と分類されます。大ざっぱには『国内株式型のインデックスファンド』に分けられます。
この後は、各分類についてくわしくみていきます。
単位型・追加型:①
投資信託には、販売開始から一定期間だけ購入できる単位型(ユニット型)と、いつでも売買ができる追加型(オープン型)があります。現在主に販売されているのは追加型です。投資対象地域:②
投資信託に組み込まれている株などが、主にどの地域を対象に投資しているかを表しています。ちなみに内外は、国内外の地域に投資をしていることを意味しています。投資対象資産(収益の源泉):③
投資信託に主に組み込まれている資産を表しています。- 独立区分:④ ※①~③には分類されない独立した投資信託
MMF:『マネー・マーケット・ファンド』とよばれる投資信託の一種。国債や地方債、社債などの債券が組み込まれた商品。
MRF:『マネー・リザーブ・ファンド』とよばれる投資信託の一種。MMFと組み込まれる商品は似ているが、売買のルールが少し異なる。
ETF:『上場投資信託』1日に1度価格がつく投資信託と違い、株と同じように常に価格が変動する投資信託。
- 補足分類:⑤
「日経225」や「TOPIX」などの指数に連動するように作られた投資信託はインデックス型とよばれます。
次のページでは様々な資産に分散して投資する仕組みを持ち、リスクを小さくする特徴を持つ「バランスファンド」とよばれる投資信託についてみていきます。