投資信託の基礎1 - 投資信託ってなに?
投資信託で儲かる理由
投資信託で儲かるのはどうして?
投資信託で儲けるには、大きく分けて2つのパターンがあります。1つは、投資信託の「値上がり益」です。投資信託を買ったときより高く売ることで儲けが出ます。たとえば、投資信託の値段(基準価格)が1万円のときに1万円分買って、1万1000円のときに売れると、差額の1000円が値上がり益となります(ここでは税金や手数料のことは無視します)
もう一つは、投資信託の「分配金(ぶんぱいきん)」です。投資信託の運用が順調にいって利益が出たときに、その一部を「分配金」という形で定期的に受け取ることができます。ちょうど、株式投資の配当と同じようなイメージです。
ただし、利益が出ていないときでも、無理をして分配金を出すことがあります。これを元本払戻金(特別分配金)といいます。分配金は投資信託の儲けから出るものですから、分配金を投資家に支払った分だけ基準価格が下がってしまいます。
たとえば、先ほどの1000円の値上がり益が出たファンドでも、500円を分配金として支払えば、その分基準価格は下がるので、値上がり益は500円(=1000円−500円)となります。ですから、どちらも1000円儲かることに変わりありません。これで分配金の金額に注目しても意味がないことがわかると思います。