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S&P配当君主指数(配当王銘柄)【S&P500配当貴族指数と比較】

S&P配当君主指数は、米国市場において50年以上連続して毎年増配している企業から構成される株価指数です。一般に「配当王銘柄」と呼ばれる銘柄から構成されています。

S&P配当君主指数とは

S&P配当君主指数の構成銘柄は、以下の基準を満たした企業から選ばれます。

  • 浮動株調整後時価総額が20億ドル以上
  • 3か月間の1日当たり売買代金の平均値(ADVT)が5百万ドル以上
  • 50年以上連続して増配

ただし、この基準を満たす銘柄数が25に満たない場合、以下のように基準が緩和されます。

  1. 構成銘柄数が25に達するまで、指数ユニバースの中で時価総額及び流動性の基準を満たす銘柄を、増配実績の長いものから順に選択する。
  2. 増配実績が同じ長さの銘柄については、年間配当利回りの高いものから順に選択する。

構成銘柄は、年間配当利回りに基づいて比率が設定されます。また、各銘柄の構成比率に対して5%の上限が設定されます。

指数の算出を開始して以降、各リバランス時点で、構成比率が5%以上の銘柄が指数全体の50%以上にならないように調整されます。毎年1月にリバランスが行われ、四半期ごとに構成銘柄の比率が再設定されます。

構成銘柄

S&P配当君主指数に連動するETF「KBSTAR US Dividend Kings」の構成銘柄は、以下の通りです。

<構成銘柄(上位10)>
順位 銘柄名 組入比率
1 アッヴィ 5.88%
2 ナショナル・フューエル・ガス 5.13%
3 スリーエム 5.04%
4 フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト 4.96%
5 レゲット・アンド・プラット 4.61%
6 ブラック・ヒルズ 4.30%
7 キンバリー・クラーク 3.93%
8 ソノコ・プロダクツ 3.93%
9 スタンレー・ブラック・アンド・デッカー 3.68%
10 コカ・コーラ 3.56%

(2023年10月現在)

S&P500配当貴族指数と比較

以下の表は「S&P配当君主指数」と「S&P500配当貴族指数」の違いを比較したものです。

<「配当王」と「配当貴族」の比較>
比較項目 配当王 配当貴族
連続増配の
条件
50年以上 25年以上
対象 すべての
上場企業
S&P500の
構成銘柄

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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