【投資信託を移管するメリット】
- 手数料が安くなる
- お得なポイントが手に入る
- 営業マンから卒業できる営業マンから卒業できる
移管のメリット その1 (手数料が安くなる)
投資信託の移管メリットとして、「手数料が安くなる」ことが挙げられます。購入する金融機関が変わると、購入時手数料を無料にすることもできます。さて、どんな仕組みなのでしょうか?
わかりやすくするために、具体例でみていきます。投資信託を“大手銀行(みずほ銀行)”や“大手証券(野村證券)”で買う場合と、“ネット証券(SBI証券)”で買う場合で比較検証します。「グローバル・ソブリン・オープン(通称:グロソブ)」という投資信託があります。これは、全盛時には5兆円もの資金を集めた化け物ファンドです。この投資信託を買うとき、みずほ銀行や野村證券では、最大1.62%もの購入時手数料がかかります。
しかし、SBI証券で買うと、なんと0%(ノーロード)です。仮に、このファンドを100万円購入したとすると、みずほ銀行や野村證券では、購入しただけで16,200円もの手数料がかかりますが、SBI証券では手数料がかからないのです。このような投資信託はたくさんあるので、購入する前にチェックするとよいと思います。
※投資信託の保有時にかかる運用管理費用(信託報酬)や解約時にかかる信託財産留保額はどこの証券会社で買っても同じなので、すでに購入している投資信託には影響ありません。
すでに買ってしまった投資信託は何ともしようがないですが、「投資信託の乗り換え」などで、新たに投資信託を買うときには、購入時手数料の比較をして、安いほうで購入するのがかしこい投資家ですね。とはいっても、ほとんどの場合、移管先(ネット証券)が安くなっています。(そうでない場合は、同水準) その理由はかんたんで、単純に事業コストの差があるからです。ネット証券は基本的には店舗を構えませんが、大手の銀行や証券会社は大きな店舗を構えて、たくさんの人手を使って運営しています。その分、購入時手数料にコストが乗ってくるのでしょう。
次の移管のメリットは「ポイントの付与」です。ネット証券に移管をすることで、現金同様に使えるポイントが付くキャンペーンをやっているところがあります。一体、どれくらいのポイントが付いて、どれほどお得になるのでしょうか?