ひふみらいとの評価と評判【ひふみ投信の時代はもう終わったのか!?】
ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスが、バランスファンド「ひふみらいと」を新規設定しました。このページでは、「ひふみらいと」の評価、レオス・キャピタルワークスの主力商品「ひふみ投信」の評判を解説しています。
「ひふみらいと」の基礎データ
評価・おすすめ度 | ★★★☆☆ (3/5) |
---|---|
運用会社 | レオス・キャピタルワークス |
販売会社 | レオス・キャピタルワークス(直販) |
ファンド設定日 | 2021年3月30日 |
分類 | バランス型アクティブ |
販売手数料 (購入時手数料) |
無料 |
信託報酬 (運用管理費用) |
約0.55%程度 |
信託財産留保額 | なし |
ひふみらいとは、バランス型拡充のために新設された「ひふみグローバル債券マザーファンド」を中心として、「ひふみ投信」、「ひふみワールド」にも投資できるバランスファンドです。ファンド・オブ・ファンズ方式で運用されます。
(参考ページ:ファンド・オブ・ファンズ方式とファミリーファンド方式の違い)
ひふみらいとは「いきなり株式型のファンドに投資するのは怖い」という方のために、債券の比率が高く設定されている投資信託です。名前のとおりライトに投資できる銘柄となっています。資産配分は以下のとおりです。
投資対象 | 組入比率 |
---|---|
ひふみ投信 (国内の株式中心) |
5% |
ひふみワールド (海外の株式) |
5% |
ひふみグローバル債券 (国内外の債券) |
90% |
この資産配分は基本の組入比率なので、実際の組入比率しだいで、実質的に負担することになる信託報酬は変動します。基本の組入比率どおりで運用される場合、実質的な信託報酬は「0.5522%」となります。
また、SBI証券や楽天証券などを介して販売される「まるごとひふみ」も同じタイミングで新規設定されました。
レオス・キャピタルワークスは投資家から株式投資の面で高く評価されていますが、債券の運用手腕は未知数です。これからの運用成績に注目ですね!
SBI証券や楽天証券で買えるの?
SBI証券や楽天証券は、投資家から人気のある証券会社です。しかし、SBI証券や楽天証券では、ひふみらいとに投資できません。投資信託は、銘柄によって取り扱いのある金融機関が違うためです。
ひふみらいとは運用会社レオス・キャピタルワークスが直接販売している投資信託なので、一般的な証券会社では買えません。投資したい方はレオス・キャピタルワークスの口座開設をしましょう。
約5分で申込み完了します。
【評価・評判】ひふみ投信の時代はもう終わった!?
ここからは、ひふみ投信の解説をしていきます。
ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークスの主力商品です。多くの投資家から高く評価され、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020では、見事第5位に入賞しています。(株式型アクティブファンド1位)
そんなひふみ投信にも、一部の投資家から「ひふみの時代は終わった」との評価を受けていた期間がありました。2018年、ひふみ投信の成績はいまひとつで、以下のとおりでした。
銘柄名 | 2018年の トータルリターン |
---|---|
ひふみ投信 | -18.00% |
<購入・換金手数料なし> ニッセイTOPOIXインデックスファンド |
-12.91% |
このように、インデックスファンドを下回るパフォーマンスとなったひふみ投信は、評判が下火となっていきました。
【2020年】暴落相場での華麗なる立ち回り
2020年、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、大きく株価が下がる局面がありました。この暴落相場が訪れる前に、ひふみ投信は大胆に現金比率を高めることで、見事に値下がりを軽減しました。
基準日 | 現金比率 |
---|---|
2020年1月31日 | 0.7% |
2020年2月28日 | 31.2% |
ふつう、株式型の投資信託は運用資産のすべてを株式投資へ充てます。しかし、ひふみ投信の場合、資産の50%まで株式以外の資産で保有できる仕組みがあるので「守りながら増やす」独自性のある運用ができたのです。
2020年、ひふみ投信はこの仕組みを最大限に活かしてリターンを伸ばし、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearでも高い評価を受けることとなりました。
銘柄名 | 2020年の トータルリターン |
---|---|
ひふみ投信 | 24.11% |
<購入・換金手数料なし> ニッセイTOPOIXインデックスファンド |
9.78% |
アクティブファンドは、常にインデックスファンドの成績を上回り続けることなど不可能です。調子が悪いときでも信じ抜けるファンドを選びましょう。
ひふみらいとは、債券を中心として運用されるバランスファンドです。レオス・キャピタルワークスは投資家から株式投資の面で高く評価されていますが、債券の運用手腕は未知数です。これからの運用成績に注目ですね!
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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