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楽天証券vs.auカブコム証券【新NISAでの積立・定期売却など比較】

楽天証券は、ポイント投資の面で優れている証券会社です。対して、auカブコム証券(旧 カブドットコム証券)は、auユーザーにおすすめの証券会社です。このページでは、両社を徹底比較していきます。

比較一覧表【どっちがいい?】

新NISAでの積立投資

新NISAでの積立投資はauカブコム証券のほうがおすすめです。詳しく比較解説していきます。

投資信託の取扱

楽天証券では、業界最低水準の運用コストを目指す「楽天+シリーズ」に投資できます。一方、auカブコム証券は、世界最大級の運用会社であるバンガード社のETFに超低コストで投資できる「SBI・Vシリーズ」を取り扱っています。

<投資信託の取り扱い比較>
比較項目 楽天証券 auカブコム
証券
つみたて投資枠対象商品本数 237本 185本
楽天・オールカントリー 〇 -
楽天・S&P500 〇 -
SBI・V・S&P500 - 〇
SBI・V・全米株式 - 〇
SBI・V・全世界株式 - 〇
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 〇 〇
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 〇 〇
楽天・VTI 〇 〇
楽天・VT 〇 〇

クレカ積立

auカブコム証券のクレカ積立
出典:auカブコム証券

クレカ積立のポイント還元率は、auカブコム証券のほうが高くなっています

auカブコム証券では、au PAYカードでクレカ積立できます。ポイント還元率は積立額の「1%」です。また、auマネ活プランのクレカ積立特典で合計最大3%になります。
※データ容量が使い放題となるauのスマートフォン向け料金プラン

一方、楽天証券では、「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」が利用できます。

<クレカ積立(キャッシュレス積立)の比較>
比較項目 楽天証券 auカブコム
証券
ポイント還元率
(クレジット決済)
通常:0.5%※1
ゴールド:0.75%※1
プレミアム:1%※1
高コスト投信:1%※2
通常:1%
プラン特典:+0.5%
ゴールド特典:+1.5%
ポイント還元率
(楽天キャッシュ決済)
0.5% -
クレジットカード 楽天カード au PAYカード
たまるポイント 楽天ポイント Pontaポイント

※1)楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%未満であるファンド

※2)楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上であるファンド

新規入会&利用でポイント進呈(年会費永年無料)
楽天カード

ポイント還元

楽天証券では、月末時点の残高が初めて基準残高に到達した場合に、楽天ポイントが付与されます。

一方、auカブコム証券では、投資信託の保有金額に応じてPontaポイントがたまります。

具体例をあげると、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で毎月3万円の積み立てをした場合、ポイント還元の合計額は以下のようになります。
※便宜上、購入日は毎月1日、手数料等は考慮せず価格変動がなかったものとします。

<オルカン毎月3万円積立でのポイント還元率>
積立期間 楽天証券 auカブコム
証券
1年 40ポイント 5ポイント
5年 190ポイント 203ポイント
10年 390ポイント 855ポイント

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

楽天証券のideco(イデコ)
出典:楽天証券

楽天証券のiDeCoは、バンガード社のETFに投資できる投資信託(楽天VTIなど)が取り扱われているほか、証券口座とまとめて1つのIDで管理できるというメリットもあります。

一方、auカブコム証券のiDeCoは、多くの投資家から支持されているアクティブファンド「ひふみ年金」がラインナップされています。

<iDeCo取扱商品の比較>
銘柄名 楽天証券 auカブコム
証券
楽天・全米株式インデックス・ファンド 〇 -
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 〇 -
セゾン・グローバルバランスファンド 〇 -
セゾン資産形成の達人ファンド 〇 -
コモンズ30ファンド 〇 -
ひふみ年金 - 〇

ポイント投資

楽天市場でのお買い物がポイント+1倍に!
出典:楽天証券

ポイント投資は、楽天証券のほうが幅広く対応しています

楽天証券では、楽天ポイントを「1ポイント=1円」として投資信託、国内株(ETF)、米国株(ETF)、単元未満株(かぶミニ®)の購入に利用できます。また、スポット購入だけでなく積立購入にも対応しています。さらに、「楽天市場でのお買い物のポイント付与が最大1%分上乗せされる」という特典(SPU)もあります。

一方、auカブコム証券では、Pontaポイントを「1ポイント=1円相当」として投資信託、単元未満株(プチ株)の購入に利用できます。

<ポイント投資の比較>
比較項目 楽天証券 auカブコム
証券
利用できるポイント 楽天ポイント Pontaポイント
投資
信託
スポット
購入
〇 〇
積立購入 〇 -
国内株(ETF)
の購入
〇 -
米国株(ETF)
の購入
〇 -
単元未満株
の購入
〇 〇
ネットショッピング
の特典
〇 -
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出典:楽天証券

定期売却サービス

定期売却サービス
出典:楽天証券

楽天証券には、投資信託を定期売却できるサービスがあります
リタイア後、運用を継続しながら少しずつ売却していく際に便利です。定期売却に対応していない証券会社では、その都度、売却の注文を入れる必要があります。

なお、auカブコム証券に、投資信託を定期売却できるサービスはありません。

<定期売却サービス>
設定 楽天証券 auカブコム
証券
金額指定 〇 対応なし
定率指定 〇
期間指定 〇

このように、楽天証券の定期売却サービスは「金額指定」だけでなく、「定率指定」、「期間指定」で設定できます。

「金額指定」での定期売却は、投資信託の価格が高いときに少なく売り、安いときに多く売ってしまうことがデメリットです。たとえば、10万円での金額指定で設定すると、価格が5万円のときは2口しか売らないのに、1万円のときは10口も売ってしまいます。

楽天証券は、こういった金額指定のデメリットを回避できる「定率指定」や「期間指定」を設定できる点で優れています。

米国株・米国ETF(手数料など)

取引手数料

楽天証券の米国etf
出典:楽天証券

楽天証券もauカブコム証券も、米国株・米国ETFの取引手数料は「約定代金×0.495%」で、その上限は22ドルです。

楽天証券では、手数料コースについて超割コースを選んでいると、取引手数料の1%分ポイントがもらえます。
※大口優遇の場合は2%分

<米国株(米国ETF)取引手数料の比較>
比較項目 楽天証券 auカブコム
証券
取引手数料 0.495% 0.495%
ポイントバック 手数料の
1%
-

さらに、楽天証券では、以下の銘柄の買付手数料が無料です。

<米国ETFの買付手数料>
銘柄名 楽天証券 auカブコム
証券
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 無料 通常
バンガード・S&P500ETF(VOO) 無料 通常
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) 無料 通常
バンガード 米国情報技術セクター ETF(VGT) 無料 通常
インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ) 無料 通常
iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF(AGG) 無料 通常
iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR) 無料 通常
ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI) 無料 取扱なし
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD) 無料 通常
SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM) 無料 通常
銘柄名 楽天証券 auカブコム
証券
SPDR S&P500 ETF トラスト(SPY) 無料 通常
SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR) 無料 通常
グローバルX フィンテックETF(FINX) 無料 通常
グローバルX AIビッグデータETF(AIQ) 無料 取扱なし
グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF(GNOM) 無料 取扱なし

為替手数料

楽天証券の為替手数料は、外貨決済の場合無料です。

一方、auカブコム証券の為替スプレッドは1ドルあたり20銭です。

<為替スプレッド・手数料の比較>
決済方法 楽天証券 auカブコム
証券
外貨決済 無料 20銭
円貨決済 25銭 20銭

米株積立

米株積立・ポイント投資
出典:楽天証券

楽天証券には、米国株・米国ETFを定期的に積み立てられるサービス「米株積立」があります
また、楽天証券では、米国株・米国ETFの取引(円貨決済)に楽天ポイントを使えます。一度設定をすれば自動的に利用できるようになり、米株積立にも対応しています。

対して、auカブコム証券は、米株積立に対応していません。

<米株積立>
楽天証券 auカブコム
証券
可能 不可

国内株・国内ETF

国内株式取引手数料0円
出典:楽天証券

国内株・国内ETFの手数料は、楽天証券のほうが低くなっています

楽天証券には、取引金額にかかわらず手数料が無料になる「ゼロコース」があります。

<国内株式取引手数料の比較>
1日の約定代金 楽天証券※1 auカブコム
証券
※2
100万円 無料 無料
200万円 2,200円
300万円 3,300円
400万円 4,400円
500万円 5,500円

※1)ゼロコース

※2)一日定額手数料コース

単元未満株

楽天証券もauカブコム証券も、単元未満株の取り扱いがあります。

通常、株の取引は100株単位でしか行えません。しかし、楽天証券やauカブコム証券では、1株から取引できます。
※1単元=100株

楽天証券は、単元未満株をリアルタイム取引できます。

<単元未満株の比較>
比較項目 楽天証券 auカブコム
証券
往復コスト(参考) ◎33円
110円
リアルタイム取引 ○ -
積立サービス ○ ○
ポイント投資 ○ ○

参考価格:5,000円、スポット購入の場合

銀行との口座連携

auマネ活プラン
出典:auじぶん銀行

楽天証券には、楽天銀行と口座連携できるサービス「マネーブリッジ」があります。一方、auカブコム証券には、auじぶん銀行と口座連携できるサービス「auマネーコネクト」があります。

auカブコム証券のauマネーコネクトのほうが優遇金利は高く設定されています

auマネーコネクトに申し込むだけで、auじぶん銀行の普通預金金利が優遇され0.21%になります。さらに、auじぶん銀行は、au PAYとの連携で0.05%、au PAYカードとの連携で0.05%、auマネ活プランの加入特典で0.05%、auマネ活プランのゴールドカード特典で0.05%がそれぞれ上乗せされるため、優遇金利が業界最高水準の最大0.41%となります。

<口座連携の比較>
比較項目 楽天証券 auカブコム
証券
連携する銀行 楽天銀行 auじぶん銀行
優遇金利 0.1%※1 0.41%※2
自動入金 なし 〇

※1)残高300万円を超えた分は0.04%

※2)au PAY、au PAYカードとの連携もした場合

auじぶん銀行には「定額自動入金サービス」があります。自分名義の他の銀行口座から、毎月一定額をauじぶん銀行の口座に無料で取り寄せできるサービスです。給与受取口座が別だったとしても、自動的に資金を取り寄せられます。

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楽天証券は、ポイント投資の面で優れている証券会社です。対して、auカブコム証券は、auユーザーにおすすめの証券会社です。新NISAでの積立投資にはauカブコム証券をおすすめします。

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