楽天証券のクレジット決済(クレカ積立)のデメリットを解説

楽天証券では、楽天カードクレジット決済による投信積立で、決済額に応じて楽天ポイントがもらえます。このページでは、楽天証券のクレジット決済(クレカ積立)について、やり方・デメリットなど解説しています。
楽天カードクレジット決済とは【やり方も解説】
楽天カードクレジット決済とは、楽天証券で投信積立の引き落とし方法として「楽天カード」を選択できるサービスです。決済額に応じて、楽天ポイントがもらえます。ポイント還元率は、カードのランクと信託報酬によって異なります。
積み立てる銘柄 | 対象カード | 付与率 |
---|---|---|
低コスト投信※1 | 通常 | 0.5% |
ゴールド | 0.75% | |
プレミアム | 1% | |
ブラック | 2% | |
高コスト投信※2 | 通常 ゴールド プレミアム |
1% |
ブラック | 2% |
※1)楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%未満
※2)楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上
楽天カード決済は、毎月100円~10万円まで設定可能です。対象となる口座は、特定口座、一般口座、NISA成長投資枠、NISAつみたて投資枠です。
積立設定可能額 | 毎月100円~10万円 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~2% |
対象となる口座 | 特定口座、一般口座、NISA成長投資枠、NISAつみたて投資枠 |
対象外の口座 | 未成年口座、法人口座、楽ラップ、iDeCo口座 |
対象商品 | 楽天証券が取り扱う積立可能な投資信託 |
対象カード | 楽天カード株式会社が発行しているクレジットカード (提携カード含む) |
申込締切日 | 毎月12日 |
買付のタイミング | 設定月の翌月12日※から |
ポイント付与日 | 積立注文月の15日前後 |
※2021年6月19日以前に楽天カードクレジット決済による積立をした方は毎月1日
※2021年6月20日から2024年8月24日の間に楽天カードクレジット決済による積立をした方は毎月8日
楽天カードクレジット決済の設定方法・やり方は、以下の手順です。
- 積み立てたい銘柄の画面で『購入』をタップする。
- 『楽天カードクレジット決済』を選択する。
- 「積立金額」を入力する。
- 「分配金コース」を選ぶ。
新NISAの積立で分配金コースは「再投資」と「受取」どっちがおすすめ?
- 「口座選択」をする。(楽天証券に売買損益を計算してもらえる『特定』のほうを選ぶことをおすすめします)
- 『未閲覧の書面を確認する』をタップして、目論見書を確認する。
- 設定内容を確認して問題なければ「取引暗証番号」を入力し、『注文する』をタップする。













これで楽天カードクレジット決済の設定が完了します。
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楽天証券でのクレカ積立のデメリット
楽天証券のクレカ積立(楽天カードクレジット決済)の主なデメリットは、以下の3つです。
- ポイント還元率が最大ではない
- 買付のタイミングを指定できない
- NISAつみたて投資枠で毎日積立ができない
ポイント還元率が最大ではない
クレカ積立は、他の証券会社でも提供されています。楽天証券で受けられるポイント還元は、最大ではありません。
年会費のかからない通常カードの還元率で比較すると、マネックス証券がもっとも高いポイント還元率を誇ります。ポイント還元率を重視する人は、マネックス証券を検討すると良いでしょう。
項目 | マネックス※1 | SBI | 楽天 | 三菱UFJ eスマート |
|
---|---|---|---|---|---|
クレジットカード | dカード マネックスカード |
三井住友カード | 楽天カード | au Payカード | |
還元率 | 5万円以下の部分 | 1.1% | 0%~0.5% | 0.5%※2 | 0.5% |
5万円超 7万円以下の部分 |
0.6% | ||||
7万円超の部分 | 0.2% | ||||
条件 | 特になし | 年間カード利用額の条件あり | 特になし | 特になし |
※1)マネックス証券で使えるマネックスカードは、初年度の年会費は無料、次年度以降の年会費550円かかります。ただし、一度でもクレカ積立で利用すれば、次年度以降も年会費は無料です。なお、dカードは年会費永年無料です。
※2)楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上の場合は1.0%
買付のタイミングを指定できない
証券口座(マネーブリッジ)の資金で積み立てる場合、1日~28日から毎月の買付日を指定できます。しかし、楽天カードクレジット決済で積み立てる場合、積立日は指定できません。
楽天カードクレジット決済の利用 | 買付日 |
---|---|
2021年6月19日以前に 利用していた方 |
毎月1日 |
2021年6月20日から 2024年8月24日の間に 初めて利用した方 |
毎月8日 |
2024年8月25日以降に 初めて利用する方 |
毎月12日 |
NISAつみたて投資枠で毎日積立ができない
証券口座(マネーブリッジ)の資金を使って、NISAつみたて投資枠で積み立てる場合、毎日積立を設定できます。しかし、楽天カードクレジット決済の場合、NISAつみたて投資枠での毎日積立は設定できません。
楽天証券で積み立てるメリット
楽天証券で投信積立をする場合に楽天証券で積み立てるメリットは「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」が使える点です。2つの決済方法を併用すれば、毎月15万円まで、ポイント還元を受けながら、投資信託を積み立てられます。
楽天証券での投信積立には、以下4つの引き落とし方法があります。
- 楽天カードクレジット決済
- 楽天キャッシュ決済
- 証券口座(マネーブリッジ)
- その他金融機関から
以下の表は、各引き落とし方法を「ポイント還元率」や「積立指定日」で比較したものです。
比較 項目 |
楽天 カード |
楽天 キャッシュ |
証券 口座 |
その他 金融機関 |
---|---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
0.5%~ 1% |
0.5% |
なし | なし |
積立 指定日 |
12日※ | 1日~ 28日 |
1日~ 28日 |
7日 or 24日 |
積立 上限額 |
100,000円 /月 |
50,000円 /月 |
原則なし | 原則なし |
※2021年6月19日以前に楽天カードクレジット決済による積立をした方は毎月1日。
※2021年6月20日から2024年8月24日の間に楽天カードクレジット決済による積立をした方は毎月8日
楽天カードクレジット決済は、ゴールドカードやプレミアムカードを利用したり、高コスト投信※を積み立てたりする場合に、高いポイント還元を受けられる引き落とし方法です。
※楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上
一方、楽天キャッシュ決済は、積立日を自由に設定できて、使い勝手の良い引き落とし方法です。
積立額が10万円以上の場合
楽天証券には、お得なポイント還元を受けながら投信積立できるサービスが2種類あります。「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」です。積立上限額は、「楽天カードクレジット決済」は100,000円、「楽天キャッシュ決済」は、50,000円となっています。
原則:楽天カードクレジット決済優先
基本的には、まず楽天カードクレジット決済を優先的に利用されることをおすすめします。ゴールドカードやプレミアムカードを利用したり、高コスト投信※を積み立てたりするときに、高いポイント還元を受けられるためです。
※楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上
楽天クレジット決済の上限額を超える部分については、楽天キャッシュ決済をご活用ください。
「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」は併用できるため、毎月最大150,000円まで投信積立によるポイント還元を受けられます。
例外:楽天キャッシュ決済優先の場合
積立日を自由に設定したい場合は、楽天キャッシュ決済を優先して利用することをおすすめします。楽天カードクレジット決済は買付のタイミングを指定できません。
最後に楽天証券のキャンペーンをご紹介します。口座開設される方は、ぜひご利用ください。
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- 楽天証券で、総合口座とNISA口座を開設する。(2025年5月30日まで)
- キャンペーンにエントリーする。(2025年5月30日まで)
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約5分で申込み完了します。
他社にNISA口座を開設している人は、NISA口座を楽天証券に変更する手続きが必要です。詳しい手続き方法は、次のページをご確認ください。
※サービス内容に変更がある場合もあります。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
NISAクレカ積立デビュー応援キャンペーン

- 楽天証券で、総合口座とNISA口座を開設する。(2025年6月12日まで)
- キャンペーンにエントリーする。(2025年6月12日まで)
(楽天証券の申し込みページで口座開設をしてから、キャンペーンページでエントリーが必要です。) - 楽天証券で楽天ポイントコースを設定する。
「楽天証券ポイントコース」に設定している人は、画像の手順で「楽天ポイントコース」に変更する必要があります。 - 楽天カードクレジット決済にて、NISA口座で合計40,000円以上の投信積立設定をする。(2025年6月12日まで)
- 2025年7月に、初めてNISA口座で合計40,000円以上の投信積立を約定すると、もれなく2,000ポイントがもらえます。


※サービス内容に変更がある場合もあります。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
楽天証券のクレジット決済(クレカ積立)のデメリットは、「低コスト投信のポイント還元率が改悪されて低くなっていること」や「買付のタイミングを指定できないこと」です。
しかしながら、「楽天カードクレジット決済」と「楽天キャッシュ決済」は併用できるため、毎月最大100,000円まで投信積立によるポイント還元を受けられます。
この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
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