SBI・バンガード・S&P500の利回り【評価・SBI証券での買い方も解説】
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、アメリカの株価指数であるS&P500に連動するように運用される投資信託です。米国株を投資対象とするつみたてNISA対象銘柄の中で最も信託報酬が安く、極めて低コストに設定されています。
このページでは「評価や利回り」に加え、「分配金や買い方」についても初心者の方向けに徹底解説しています。
2023年11月17日、「つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」が新規設定されました。その信託報酬は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を下回ります。
概要(評価・つみたてNISAでの取扱など)
最新の価格・チャートをご覧いただけます。
2021年6月15日より「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)」に名称変更されました。
また、2021年6月29日にSBI・Vシリーズとして、「SBI・V・全米株式」と「SBI・V・米国高配当株式」が新規設定されました。さらに2022年1月31日には「SBI・V・全世界株式」が新規設定されました。
インデックスファンドは同じ指数に連動させるもの同士、ほとんど同じような値動きをします。ですから、いかに信託報酬(運用コスト)が低く抑えられているかが、大きくリターンに影響します。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、極めて信託報酬が低い銘柄なので、多くの投資家から高く評価されています。以下の表はS&P500に連動するインデックスファンドの信託報酬を比較したものです。
銘柄名 | 信託報酬 |
---|---|
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド※ | 0.0938% |
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 0.0938% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% |
つみたて米国株式(S&P500) | 0.22% |
Smart-i S&P500インデックス | 0.242% |
iFree S&P500インデックス | 0.2475% |
NZAM・ベータ S&P500 | 0.264% |
※新名称:SBI・V・S&P500
このように、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、最も信託報酬が低く設定されているため、おすすめの投資信託です。
SBIバンガードS&P500の平均的な利回り
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの平均的な利回りは、年利10.17%※が目安です。
※利回りの根拠は、連動対象であるS&P500指数(円換算ベース)の2003年~2022年のCAGR(年平均成長率)から、想定される運用コストを差し引いて算出した数値です。
(参考ページ:CAGR(年平均成長率)|やさしい株のはじめ方)
下のグラフは、過去20年分の値動きのイメージです。(2003年時点を10,000円としています)
分配金(配当)【いつもらえる?】
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは分配金を出していません。「”いつ”もらえる?」、「”いくら”もらえる?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この銘柄はこれからも分配金は出さないと予想されます。
これは、積立投資などで資産形成をする場合、分配金を出さない銘柄のほうが効率よく運用できるためです。分配金をもらうと、その分、投資信託の価値が下がります。つまり、投資信託の分配金は、投資したお金が戻ってきてしまうだけの仕組みなのです。
分配金で運用効率が悪くなる理由
運用益から分配金が支払われると、課税口座で保有している場合、税金がかかってしまいます。
つみたてNISA(積立NISA)のような非課税口座であれば税金はかかりませんが、分配金を再投資するときに「非課税枠を余計に使ってしまう」もしくは「課税口座を使わなければならない」ことになります。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、株式から得られた配当をファンド内で自動的に再投資してくれるので、効率よく運用できます。分配金をもらえなくても、その分、投資信託の価値が上がることによって儲かる仕組みなのです。
楽天証券で買えるの?
楽天証券は、楽天ポイントのユーザーから人気のある証券会社です。しかし、楽天証券では、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを買えません。投資信託は、銘柄によって取り扱っている金融機関が違うからです。
取り扱いがある証券会社・銀行は次の11社です。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに投資したい方は、上で紹介している11社のいずれかに口座開設しましょう。
SBI証券での買い方・始め方
最後に、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド※の具体的な買い方をご紹介します。
※2021年6月15日(火)より「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に名称変更されました。
ここでは、管理人イチオシの証券会社であるSBI証券を例に手順を解説していきます。まだ口座がない方は、開設しておきましょう。
約5分で申込み完了します。
このページでは、スマートフォン表示での注文方法を解説していきます。パソコンをお使いの方は以下のページをご覧ください。
①まず、SBI証券でログインして、『≡』をタップします。
②画面を下にスクロールして『投資信託』→『投資信託トップ』の順でタップします。
③検索ボックスに「sbi v 500」と入力して、検索ボタンをタップします。「v」と「500」の間にはスペースの入力が必要です。
④検索結果に表示された『SBI – SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』をタップします。
⑤『買付』をタップします。
⑥買付方法を選択します。今回は『金額指定買付』で進めていきます。
⑦「目論見書補完書面」と「目論見書」を確認して、『同意して次へ』をタップします。
⑧「注文金額」、「取引パスワード」などを入力して『確認』をタップします。
SBI証券では、TポイントまたはPontaポイントを使って投資信託を買えます。今回はTポイント設定で「全部利用する」を選択してみました。ポイント投資したい方は、前もって、ポイントの会員番号をSBI証券に登録しておきましょう。
⑨最後に、注文確認画面が表示されるので、問題なければ『発注』をタップします。
これで注文完了です!
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、信託報酬が極めて低く設定されています。投資信託を利用して米国株に投資したい方に、おすすめのインデックスファンドです。
約5分で申込み完了します。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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