つみたてNISAは途中でやめることはできますか?
お悩み
つみたてNISAを途中でやめることはできるのでしょうか。
急にお金が必要になったとき、引き出せると安心だなと思っています。
回答
つみたてNISA(積立NISA)は、途中でやめられます(売却できます)。投資信託を売却することで、いつでも現金化できます。
つみたてNISAは、いつでも投資した分を売却することで、現金化できます。そのため、老後のための資産形成のほか、住宅資金や教育資金を準備するために使うと便利です。あらかじめ定めた目標金額が達成した際に売却できるので、資金用途の自由度が高い制度といえます。
しかし、急に売却してしまうのは、デメリットもあるので注意が必要です。
元本割れしていた場合
売却をしようとしたときに、投資した商品が元本割れしていると「銀行口座に預けていたほうが良かった」と後悔してしまうかもしれません。また、利益が出ていない状態での売却になるため、つみたてNISAの特徴である非課税制度の恩恵を受けられません。
非課税枠は復活しない
つみたてNISAで投資できる金額(非課税投資枠)は、年40万円までです。積み立てた投資信託を売ったとしても、利用した非課税投資枠は復活しないので注意しましょう。
長期保有が前提
つみたてNISAは、投資信託を長期保有することで、平均するとプラスリターン(2~8%)に収まると期待されています。長期保有が前提なので、途中で売却してしまうと将来得られるかもしれないリターンを逃してしまう可能性があります。
つみたてNISAはいつでも売却できます。しかし、計画的でない売却にはデメリットもあります。急に必要になるかもしれないお金は、生活防衛資金として、別で用意しておくと安心でしょう。