新NISAのつみたて投資枠(旧つみたてNISA)で元本割れする確率はどれくらいですか?
お悩み
新NISA(旧つみたてNISA)で元本割れする確率はどれくらいでしょうか?
どのような投資にもリスクはあると聞きましたので、参考となる数字があれば教えてほしいです。
回答
新NISAのつみたて投資枠で元本割れする確率は、その保有期間によって変わってきます。期間が長期になればなるほど、元本割れの確率は低くなることが知られています。
長期投資の有効性について、金融庁が保有期間と収益率の分布を記載した資料を公開しています。
元本割れする確率は、保有期間5年で10~20%程度、保有期間20年でほぼ0%になると認識できます。このように、長期で運用を続けることがいかに重要か示されています。
また、資料の中では「国内外の株式・債券に分散投資して、毎月同額を購入した場合」という前提がありますが、これはつみたて投資枠で積立投資をおこなえば実践できるものです。
なお、この前提にほぼ等しい資産配分となるつみたて投資枠対象銘柄としては「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」があります。
つみたて投資枠で投資できる銘柄は、金融庁が指定する要件を満たす、十分に分散が効いたものばかりですし、制度を利用するのであれば毎月積立投資を行うことになります。あとは、その運用を20年以上続ければ、元本割れのリスクを大きく下げられるということになります。
将来の運用結果を保証することはできませんが、過去の統計上、「分散投資を20年以上続けたら、元本割れのリスクはほぼ無かった」という事実はとても参考になるのではないでしょうか。