つみたてNISA正直きついのですが5,000円では意味ないですか?
お悩み
つみたてNISAの積立額についてですが、月5,000円では意味ないでしょうか?
収入が安定していないので、これ以上金額を増やすのは正直きついです。
回答
月5,000円でも十分に意味があります。つみたてNISAは長期にわたって使える非課税制度です。たとえ毎月の投資額が少額でも、将来的にそれ相応のメリットが得られるでしょう。これ以上積立額を増やすのはきついと感じても、「意味ない」と、あきらめないことをおすすめします。
つみたてNISAは、毎年40万の投資枠があり、その投資枠で得た利益は最長20年間非課税になる制度です。しかもその毎年の投資枠は2042年まであります。2042年の投資枠の非課税が終了するのは、その20年後の2061年ですので、とても長期目線な税制優遇制度と言えるでしょう。
積立シミュレーション
たとえば、毎月5,000円の積み立てを20年間行ったとします。その場合、年間6万円×20年間で合計120万円もの投資金額になります。
そして、そこから得られた投資の利益は期間内であれば全て非課税です。年利4%で運用できたと仮定した場合、最大で約140万円の利益に対する税金(約28万円分)を納めなくても済むのです。
つみたてNISAはいつでも投資した分を現金化することができます。「いざとなったらいつでも現金化できる」という気楽な気持ちではじめられる制度だと言えるでしょう。
ただし、少額でもとにかく継続することが大事なポイントです。収入が不安定な方で、万が一、月5,000円の積み立てできなくなった場合、さらに少額でもいいので継続することが将来の資産形成につながります。
資産形成は、長期でやればやるほど成果が出やすく、積立投資はその一助となります。そのような長期積立投資を税制面で応援してくれる制度として、つみたてNISAはピッタリです。無理のない範囲で大丈夫ですので、コツコツと続けてみてはいかがでしょうか。