つみたてNISAも新NISAもマイナスが続くため不安になっています。
お悩み
つみたてNISAで保有している商品も新NISAのつみたて投資枠で保有している商品もマイナス続き不安になっています。
このまま続けていて良いのでしょうか。
回答
つみたてNISA(積立NISA)、新NISAのつみたて投資枠で運用できる商品は、長期投資に向いている投資信託に限定されています。マイナスが続くこともありますが、つみたてNISAはこのまま保有し続けましょう。新NISAのつみたて投資枠でも根気強くこのまま続けていきましょう。
つみたてNISAは、2023年末をもって新たに買付ができなくなりました。ただし、20年間の非課税期間が設けられているため、非課税期間が終わるまで持ち続けられます。
20年間の非課税期間の中で、プラスになる期間もあれば、マイナスが出てしまう期間もあります。しかし、トータルでマイナスになる確率は、保有期間が長期になればなるほど、低くなることが知られています。
将来の運用結果を保証することはできませんが、過去の統計上、トータルでマイナスになる確率は、保有期間20年でほぼ0%です。
つみたてNISAで保有している商品は、たとえ現在がマイナスでもこのまま保有し続けることをおすすめします。
新NISAのつみたて投資枠でも、長期目線で続けていくことが大切です。日々の株価に惑わされずに、淡々と積み立てていきましょう。
リーマンショックときでさえ、全世界株価指数は-52.9%と暴落しましたが、翌年+39.6%と大きく反発して上昇し、その後も順調に回復していきました。暴落相場を耐えられた人は、きちんと報われています。
また、積立投資は「基準価格が下がれば口数をたくさん買える」という特徴があります。マイナスのときは「たくさん買えているんだな」という心持ちでいるとハラハラすることも少なくなるのではないでしょうか。
それでも不安であれば、許容できるリスクの範囲内で投資をしているか一度確認してみましょう。
つみたて投資枠で買っている商品はご自身に合っているでしょうか。これ以上マイナスに耐えられないということであれば、バランスファンドのような動きの少ない銘柄をポートフォリオに組み入れるのも手です。
また、毎月の積立額は無理していないでしょうか。どのくらいの金額が許容できるリスクの範囲内なのか決めておくと、マイナスが続いても不安を軽減できます。必要であれば、積立金額を許容できるリスク水準に調整することをおすすめします。
許容できるリスクの範囲内で投資をしていれば、過度に心配する必要はありません。長期の経済成長を信じて積立投資を続けていきましょう。