積立投資の基礎1 - 積立投資ってなに?
積立投資のメリット
積立投資にはどんなメリットがあるでしょうか? それぞれについてくわしく見ていきましょう。
- 「100円」という少額からでも投資ができる
- 回数を分けて長期運用するので、買うタイミングの分散ができる
- 一度はじめたら、自動的に投資を続けられる
少額から投資できる
少額から投資できることは、まず大きなメリットです。「投資はお金持ちでないとできない」というイメージを持つ方も多いと思いますが、最近では100円から投資信託を使った積立投資をはじめられるサービスも出てきました(以前は1万円からでした)。ただし、実際には月に500円の積み立てを、30年間続けたとしても、元金は18万円(=500円×12か月×30年)にしかなりません。
これではリタイヤ後のための資産運用としては心もとないです。しかし、投資をしたことがない方にとっては、「月に100円からできるなら、おこづかいで試しにどんなものかやってみようかな」と投資をはじめるハードルが下がります。それに、いくつかの投資信託に分散投資したいときにもかんたんにできます。
たとえば、「毎月2万円しか積み立て予算はないけど、5本の投資信託に分散したい」と思っているのであれば、1本あたり4,000円ずつお金を割り振るなんてこともできます。小口にした分、手数料が高くなるという心配もないので、投資信託を使った積立投資は自由度が高いといえます。
買いタイミングの分散ができる
投資をはじめるときに、投資家は必ず次の3つのことを考えます。
- どんなものを(株式や投資信託など)
- どのタイミングで
- どれだけ購入するか
これら3つの要素で運用成績の大部分が決まってしまうといっても、いい過ぎではありません。
たとえば、今が最高のタイミングだと思い、持っているお金の大半を投資したとしましょう。その直後に「リーマンショック」や「大地震」などの想定外の事態に見舞われてしまったらどうでしょうか!?
この場合の投資は、最初から大きくつまずいてしまいますよね。
「最もよい投資タイミングはいつなのか?」は投資をするときにはわかりません。できることなら一番安い価格で買いたいところですが、ベストな購入タイミングは買うときにはわかりません。あとになってから振り返ってみるとわかるものです。
タイミングというのは、運用成績を左右する大事な要素にもかかわらず、判断が極めてむずかしいです。大切な資産を「不運」というひとことで失敗させてはいけないので、地震のような突発的なできごとにも耐えられる運用でなくてはなりません。この〝タイミング〟という問題を、積立投資が解決してくれます。投資するタイミングは全く考えず、機械的に毎月購入するからです。毎月同じ日に購入するので、時間の分散になりタイミングを悩む必要はありません。
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