SBI証券から松井証券へNISA口座を変更する方法

SBI証券にログインをして、「●勘定廃止通知書」を送付してもらう手続きをします。「口座管理」＞「お客さま情報設定・変更」＞「お取引関連・口座情報」＞「NISA」＞「他社への変更手続き」＞「お申し込み」から該当ページにアクセスできます。

松井証券で総合口座を開設します。NISA口座は、総合口座を開設後に申し込みできます。そのため、総合口座の申し込み時は、NISA口座開設の項目では、「開設しない・他社でNISA口座を開設したことがある」を選択します。

松井証券で口座開設（無料）

約5分で申込み完了します。

また、松井証券には便利なツールや、設定しておくとお得なサービスがあります。総合口座の開設と併せて確認しておきましょう！
松井証券でしておくと便利な設定

総合口座の開設が完了したら、NISA口座の申し込みをします。松井証券へログインし、以下の手順で、NISA口座開設に必要な「非課税口座開設届出書」を請求します。

「口座管理」→「各種口座開設状況」の順でクリックします。

NISA口座開設に関する注意等を確認して「次へ」をクリックする。 — 出典：松井証券

登録情報の確認後、「申し込む」をタップし、各種書面の電子交付に承諾する場合、「承諾する」をクリックします。その後表示される画面で、「金融機関変更・再開設（他社→当社）」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

開設に必要な書面を確認して、「申し込み確認」をクリックします。そのあと表示される「NISA配当金受領方式変更」にて「株式数比例分配方式」にチェックを入れます。

松井証券から「非課税口座開設届出書」が届いたら、必要事項を記入します。

次の3点を松井証券に提出します。

SBI証券から郵送された「●勘定廃止通知書」
松井証券から郵送された「NISA口座開設必要書類」
本人確認書類

松井証券でNISA口座が開設されたら、手続き完了です。

NISA口座は移管できる？

SBI証券のNISA口座で持っている商品は、松井証券のNISA口座へ移管はできません。SBI証券のNISA口座でそのまま持ち続けるか売却するかを選びます

基本的には、SBI証券のNISA口座でそのまま持ち続けることをおすすめします。売却してしまうと、将来得られたはずのリターンをとりこぼしてしまう可能性があるためです。

ただし、管理の都合上、どうしても商品を松井証券へ移動したい場合は、売却して松井証券で買い直す方法があります。注意点を解説していますので、興味のある人は、「もっと見る」をタップしてください。

売却して買い直す方法

SBI証券のNISA口座で持っている商品を売却して、松井証券のNISA口座で買い直すことで商品を移動できます。ただし、売却する場合は、松井証券で買い直した際に、生涯非課税投資枠を無駄遣いしてしまうことがあるため注意が必要です。

NISA口座の生涯非課税枠は「簿価残高方式^※」で管理されているため、新NISA口座で10万円分の商品を購入した場合、10万円分の非課税枠を使ったとみなされます。その後、値上がりして、評価額が100万円になったとしても、使った枠は10万円分のままです。
※購入した金額に基づいて計算がされる方式のこと

新NISAの枠は、売却すると翌年に復活します。復活する枠も簿価残高方式で計算されるため、100万円で売却しても、10万円しか復活しません。変更後の金融機関ですぐに買い直した場合、100万円分の枠を使うことになるため、90万円分枠を無駄にしてしまうのです。