おすすめ海外ETFの比較紹介
海外ETFは、NYダウやS&P500といった株価指数などと連動する成果を目指す商品です。
- 運用には外国株口座が必要
- 為替変動のリスクがある
- 売買手数料がかかる
このように、取引に関するハードルは少し高いですが、運用にかかるコスト(経費率)が低いという魅力のある商品です。
コストの例を見てみましょう。米国の株価指数「S&P500」と連動する成果を目指す「海外ETF」と「投資信託」、それぞれにかかる費用を比較します。比較するのは運用コストが低いことで有名な投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と、海外ETF「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」です。
分類 | 銘柄名 | 運用コスト※ |
---|---|---|
海外ETF | VOO バンガード・S&P500 ETF |
0.03% |
投資信託 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.10% |
※小数点第三位を四捨五入
このように、バンガード・S&P500 ETF(VOO)は、投資信託の1/3程度のコストで運用できます。長期にわたる投資において、運用コストの低さは将来のリターンにプラスに働きます。「運用にかかるコストは低く抑えたい」という人は、海外ETFでの運用を検討してみてはいかがでしょうか。
このページでは、海外ETFの中でも、米国の株式市場に上場するETFで、取引量が多い銘柄をピックアップしてご紹介します。
分類 | ティッカー/銘柄名 | 経費率 (運用コスト) |
---|---|---|
全世界 | VT おすすめ バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
0.08% |
米国 | VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
0.03% |
米国 | VOO バンガード・S&P500 ETF |
0.03% |
米国 | SPY SPDR S&P 500 ETF |
0.09% |
米国 | IVV iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
0.04% |
米国 | QQQ おすすめ インベスコQQQ 信託シリーズ1 |
0.2% |
米国 (高配当株) |
VYM バンガード・米国高配当株式ETF |
0.06% |
米国 (高配当株) |
HDV iシェアーズ コア米国高配当株ETF |
0.07% |
米国 (高配当株) |
SPYD SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF |
0.07% |
米国 (高配当株) |
PFF iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF |
0.46% |
米国 (レバレッジ) |
SPXL Direxion デイリー S&P500 ブル3倍ETF |
0.95% |
米国 (情報技術) |
VGT バンガード・米国情報技術セクターETF |
0.1% |
米国 (債券) |
BND バンガード 米国トータル債券市場ETF |
0.04% |
米国 (高利回り債券) |
JNK SPDR ブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券ETF |
0.4% |
先進国 (除く日本) |
TOK iシェアーズ MSCIコクサイETF |
0.25% |
新興国 | VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
0.1% |
海外ETFで特におすすめなのは、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)です。全世界の大型株から小型株まで幅広く分散投資できます。
また、インベスコQQQ 信託シリーズ1(QQQ)もおすすめの海外ETFです。アメリカの会社の中でも、特に代表的な約100銘柄で構成される指数「NASDAQ100」へ連動させるようにQQQは運用されます。
「NASDAQ100」に連動させる投資信託は、まだまだ低コスト化が進んでいないのでQQQを使えば、大幅に運用コストを抑えられます。(参考:海外ETFを使ったリレー投資)