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iFreeレバレッジNASDAQ100の評価・リスク【どこで買うべき?】

iFreeレバレッジNASDAQ100

iFreeレバレッジNASDAQ100は、日々の値動きがNASDAQ100指数の2倍くらいになるように運用される投資信託です。このようにNASDAQ100指数にレバレッジをかけて運用される銘柄は、投資家の間で「レバナス」と呼ばれています。

値上がり幅も大きければ、値下がりも強烈な、ハイリスク・ハイリターンの銘柄なので注意が必要です。投資初心者の方には、おすすめしません。

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投資家から選ばれる理由を解説しています。

概要(評価・手数料など)

<iFreeレバレッジNASDAQ100の概要>
評価・おすすめ度 ★★★☆☆ (3/5)
運用会社 大和アセットマネジメント
運用方針 NASDAQ100指数の2倍程度の値動きを目指す
ファンド設定日 2018年10月19日
分類 外国株式型レバレッジ
販売手数料
(購入時手数料)
最大2.2%
(SBI証券なら無料)
信託報酬
(運用管理費用)
0.99%
信託財産留保額 なし

最新のチャートをご覧いただけます。

NASDAQ100とは、アメリカのナスダック市場に上場している大規模な会社100銘柄で構成される指数です。iFreeレバレッジNASDAQ100は、この指数の2倍くらいの値動きになるように運用されますが、これは「日々の値動き」の2倍くらいです。

言い換えれば、投資してから2日後、3日後には2倍ではなくなっているのです。具体例を見るとわかりやすいかと思いますので、次のグラフをご覧ください。

チャートのイメージ
大和アセットマネジメント公式サイトより引用
<チャートの計算式>
基準日 NASDAQ100 当ファンド
1日目 100+10%
=110
100+20%
=120
2日目 110-9.09%
=100
120-18.18%
=98.18
3日目 100-10%
=90
98-20%
=78.54
4日目 90+11.11%
=100
78.54+22.22%
=95.99

このように、NASDAQ100指数が上がったり下がったりを繰り返すと、この銘柄の価格は押し下げられていくので注意が必要です。

iFreeレバレッジNASDAQ100を使った積立投資

大和アセットマネジメントが提案している投資方法に「ツミレバ」というものがあります。これは、積立投資にレバレッジ型の投資信託を用いる投資方法です。レバレッジとは、先物取引などを使って、少ないお金で大きな金額の取引をすることをいいます。

さきほど、上昇と下落を繰り返すと価格が押し下げられていく、というデメリットをご紹介しました。
しかし、NASDAQ100指数はかなりパフォーマンスが良いため、積立投資のような長期にわたる資産運用でも、問題なく大きなリターンを期待できるのでは?
というのが「ツミレバ」の考え方です。

大和アセットマネジメントによる過去のシミュレーションでは、NASDAQ100指数の約3.4倍のパフォーマンスとなっているようです。

積立投資のシミュレーション
大和アセットマネジメント公式サイトより引用

しかし、これはあくまでも結果論です。これからも良いパフォーマンスであり続けるとは限りません。この先、NASDAQ100指数が伸び悩むようなことになれば、iFreeレバレッジNASDAQ100の価格は転げ落ちていく可能性もあります。

画像に「レバレッジ2倍とレバレッジなしの差は約3.4倍で2倍以上」との記載がありますが、これは逆の場合にも言えることで下落局面が続くと大きなリスクを負うことになります。2020年2月から3月にかけてのコロナショック時、最大下落率が50.4%であったように、かなり値動きが激しい投資信託であることに注意が必要です。

レバナスとは?【リスクと注意点】

レバナスとは、NASDAQ100指数にレバレッジをかけて運用される銘柄のことです。 レバレッジをかける対象がナスダック100指数なので、レバナスと呼ばれています。さまざまなリスクや注意点があります。

想定以上のリスクとなる可能性がある

iFreeレバレッジNASDAQ100の場合、日々の値動きがNASDAQ100指数の2倍程度となるように運用され、下落局面では大きなリスクを負うこととなります。
iFreeレバレッジNASDAQ100を使った積立投資で解説)

また、横ばいの相場では価格が押し下げられていくことにも注意が必要です。
概要(評価・手数料など)で解説)

先物取引によるコストの負担とリスクの発生

レバナスのようなレバレッジ型の金融商品は、「先物取引」を使って運用されます。先物取引とは、将来の売買を約束する取引のことで、特有のコストがかかります。最終的に負担することになるのは投資家です。

また、先物取引には期限があり、これを乗り換えるときにリスクが発生することにも注意しなければなりません。これは先物価格が決済期間ごとに異なるためです。

このようなことから一般的にレバナスのようなレバレッジ型の金融商品は、短期売買を目的とした投資対象であるとされています。大和アセットマネジメントが提案しているツミレバは、特殊な考え方です。

レバレッジがかけられていないNASDAQ100指数に連動する投資信託には「eMAXIS NASDAQ100インデックス」や「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」があります。海外ETFの「QQQ」もNASDAQ100指数に連動する投資先です。

これらも検討してみてはいかがでしょうか?

新NISAでは買えません

iFreeレバレッジNASDAQ100は、新NISAではつみたて投資枠でも成長投資枠でも投資できません。これからも投資できるようにはならないでしょう。

なぜなら、新NISAで投資できるのは、金融庁の定める要件を満たしている商品に限られるからです。新NISA対象商品の要件には「ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと」という一文があります。

iFreeレバレッジNASDAQ100は、デリバティブ取引のひとつである「先物取引」による運用を行っています。これは値動きを大きくするためであって、ヘッジ目的ではありません。

よって、iFreeレバレッジNASDAQ100は、新NISAの対象商品として認められないのです。

【どこで買うべき?】証券会社の還元率比較

大手ネット証券には、投資信託を持っているだけで現金やポイントがもらえるサービスがあります。なんの特典もない金融機関で買うよりも間違いなくお得です。

銘柄によって還元率が異なる証券会社もあるので、どこで買うか迷っている方も少なくないかと思います。

iFreeレバレッジNASDAQ100の各証券会社の還元率は、以下の表のようになっています。

<還元率の比較>
順位 証券会社 運用時の
還元率
詳細
ページ
1 松井証券 0.435% 詳細
2 SBI証券 0.1% 詳細
3 マネックス証券 0.08% 詳細
4 auカブコム証券 0.05% 詳細

※年率(1万円投資した場合)

なお、楽天証券は2022年4月から運用中の定期的なポイント還元を廃止しました。

また、松井証券の還元率は現金還元の場合を掲載しています。ポイント還元の場合は「0.1485%」となります。

iFreeレバレッジNASDAQ100の場合、松井証券が最も還元率の高い証券会社です。

他の証券会社や銀行で購入した場合であっても、松井証券に移管すれば還元の対象となります。通常、投資信託の移管をするときは手数料を支払わなければなりませんが、松井証券には「移管手数料負担サービス」があるため、実質無料でお得な還元を受けられるようになります。
※他の証券会社・銀行から移管した投資信託は、現金での還元となります。

まだ口座がない方は、開設しておきましょう。当サイト限定のタイアップキャンペーンが実施中です。ぜひご活用ください!

iFreeレバレッジNASDAQ100は大きなリターンを狙える投資信託ですが、相場が上昇と下落を繰り返すとき、価格が押し下げられてしまうというデメリットがあります。また、リスクもかなり大きいので注意が必要です。

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この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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