【SBI-VTI】SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの評価と買い方
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、アメリカの大型株から小型株までを網羅している指数「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動するように運用されるインデックスファンドです。米国株を投資対象とするつみたてNISA対象銘柄の中で最も信託報酬が安く設定されています。
このページでは「評価や評判」、「つみたてNISA・iDeCoでの取り扱い」など徹底解説しています。
Contents
概要(評価・評判など)
評価・おすすめ度 | ★★★★★(5/5) |
---|---|
連動対象 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
ファンド設定日 | 2021年6月29日 |
分類 | 外国株式型インデックス |
販売手数料 (購入時手数料) |
無料 |
信託報酬 (運用管理費用) |
0.0938%程度 |
信託財産留保額 | なし |
つみたてNISA | SBI証券でのみ取扱あり |
iDeCo | 取扱なし |
最新の価格・チャートをご覧いただけます。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、極めて低コストで米国株に投資できるおすすめの投資信託です。世界最大級の運用会社であるバンガード社のETF「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」に投資することによって、指数への連動を図ります。
類似ファンド(楽天)との比較
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドと同じ仕組みで運用される投資信託に、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」があります。両者を比較したものが、以下の表です。
銘柄名 | 信託報酬 | 純資産総額 |
---|---|---|
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938% | 1,180億円 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 7,173億円 |
(2022年12月現在)
SBI・Vのほうが楽天よりも信託報酬が低く設定されています。低コストであることを重視する方には、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」がおすすめです。
一方、純資産総額はSBI・Vより楽天のほうが大きくなっています。より多くの資金が集まっているほうに投資したい場合、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」がおすすめです。
投資家からの評判
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、投資家からの評判が大変良く、売れに売れまくって、新規設定から2週間も経たないうちに100億円を超える資金を確保しました。今後も継続的な資金流入が想定されるため、安定した運用が期待されます。
SBI・Vシリーズという形でブランディングされ、投資家たちから厚い支持を集めています。
つみたてNISA・iDeCoで投資できる?
つみたてNISA
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、つみたてNISA(積立NISA)の対象商品です。
連動対象のCRSP USトータル・マーケット・インデックスは金融庁が指定する指数となっており、ファンドの信託報酬や販売手数料は金融庁の定める水準をクリアしています。そのため、新規設定後まもなくつみたてNISA対象商品として認められました。
ただし、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドはSBI証券限定の投資信託となっています。投資したい場合は、SBI証券に口座開設しましょう。
iDeCo
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)では、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドに投資できません。
iDeCoは各金融機関、運用商品の数が35本※までと決められています。
※ターゲットイヤー型のみ、まとめて1本と数える
最も取り扱う可能性が高いと思われるSBI証券のiDeCoは、すでに34本の商品がラインナップされています。残り1本分しか追加する枠がないため、安易な運用商品の追加はできない状態です。よって、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドを取扱商品に加えるのは、かんたんなことではありません。
VTIが投資対象であることを重視している場合は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、低コストで米国株に投資できることを重視している場合は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で代用しましょう。
松井証券のiDeCoであれば、どちらにも積み立てられます。
銘柄名 | 松井 | SBI | 楽天 |
---|---|---|---|
楽天・全米株式インデックス・ファンド | – | ||
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | – |
SBI・V・全米株式の平均的な利回り
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの平均的な利回りは、年利8.38%※が目安です。
※利回りの根拠は、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)の2002年~2021年のCAGR(年平均成長率)から、想定される運用コストを差し引いて算出した数値です。
(参考ページ:CAGR(年平均成長率)|やさしい株のはじめ方)
下のグラフは、過去20年分の値動きのイメージです。(2002年時点を10,000円としています)
なお、直近は上げ相場が続いています。あくまでも参考としてご覧ください。
楽天証券では買えないの?
楽天証券では、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドに投資できません。投資信託は、取り扱いのある金融機関でのみ投資できます。SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、SBI証券限定の投資信託です。
投資したい場合、SBI証券に口座開設しましょう。
約5分で申込み完了します。
SBI証券の口座開設手順は以下のページを参考に進めてみてください。
楽天証券は、楽天ポイントのユーザーから人気のある証券会社です。しかし、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの取り扱いはありません。
SBI証券での買い方・クレカ積立の設定方法
最後に、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの買い方をご紹介します。資産運用をしながらポイントを貯められる「クレカ積立」の設定方法もあわせて解説しています。
SBI・V・全米株式の注文方法
このページでは、スマートフォン表示での買い方を説明していきます。パソコンでの注文方法は以下のページを参考にしてください。
また、クレカ積立を設定したい方で、まだクレカ登録をしていない方はクレカ登録方法を先にご覧ください。
(1)まず、SBI証券でログインして、『≡』をタップします。
(2)画面を下にスクロールして『投資信託』→『投資信託トップ』の順でタップします。
(3)検索ボックスに「sbi 全米株式」と入力して、検索ボタンをタップします。「sbi」と「全米株式」の間にはスペースの入力が必要です。
(4)検索結果に表示された『SBI – SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』をタップします。
(5)『買付』をタップします。
(6)買付方法を選択します。今回は『積立買付』を選びます。積立買付を選ぶと、パソコン用ページが開きます。
(7)「決済方法」や「積立金額」を入力して『次へ』をタップします。
決済方法でクレジットカードを選ぶと、クレカ積立の設定となり、投資信託を積み立てながらポイントが貯まります。
(8)ファンド情報を確認して、『確認画面へ』をタップします。
(9)最後に「取引パスワード」を入力して『設定する』をタップします。
これで積立設定が完了です!
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クレカ登録方法
クレカ登録は、スマホ表示に対応していないため、PC画面で行います。
(1)まず、SBI証券でログインして、『①取引』→『②投資信託』→『③投信(積立買付)』→『④クレジットカード』→『⑤登録する』の順にクリックします。
(2)『①各種規約を確認』→『②取引パスワードの入力』→『③同意して本人確認へ』の順で進めます。
(3)『①VpassID・パスワードの入力』→『②パズルを完成させてログイン』→『③サービスへの同意』の順で進めます。
(4)カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力し、クレジットカード登録は完了です。
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SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、極めて低コストで米国株に投資できるおすすめの投資信託です。アメリカの大型株から小型株までを網羅している指数に連動させるため、S&P500のインデックスファンドと比べて、より広範囲でアメリカ経済全体の成長を捉えられます。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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