アクティブファンドは月次レポートで運用実績を確認しよう
市場平均(指数)への連動をめざしている「インデックスファンド」に関しては、それほど重要ではありませんが、独自の運用方針で目標とする指数を上回るリターンをめざしている「アクティブファンド」に関しては、月次レポートで“継続的”に運用状況を確認することが極めて重要な作業となります。
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月次レポートでチェックしたいポイント
その月次レポートでもっとも見るべき内容が「運用実績」です。ここには設定来からの基準価格(分配金を再投資した場合の理論値も含む)や純資産総額の推移をはじめ、目標にしている指数との比較データなどが掲載されています。とりあえず、アクティブファンドで絶大な人気を誇る「ひふみプラス」の月次レポートを見てみましょう。
ここで見るべきポイントは、まず第一に「基準価格が目標とする指数を上回って推移しているか?」です(ひふみプラスは、分配金を出していないので掲載されていませんが、分配金を出しているファンドの場合は、分配金を再投資した場合の理論値も掲載されています)。もし、基準価格が目標とする指数を下回って推移しているのであれば、たいていの場合、その指数への連動をめざしているインデックスファンドを購入する方が良い結果が得られます。
他にも、「純資産総額の推移で投資家からの資金流入が続いているか?」「直近から一定期間(1か月・3か月・6か月・1年・3年)の運用パフォーマンスでも上回っているか?」などをチェックしておきましょう。ひふみプラスは、どのデータを見ても文句のつけようがないくらい優秀な数値を出していますね。
他に見るべき内容としては、「組入上位銘柄」、「運用状況と今後の運用方針の報告」が上げられますが、基本的に「運用実績」をチェックしていれば問題ないと思います。アクティブファンドを保有した場合は、ぜひ月次レポートの「運用実績」を継続的にご確認ください。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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