2018年のR&Iファンド大賞、成績優秀なファンドは?
先日『R&Iファンド大賞2018』という優れた運用成績を残した投資信託を選出する賞が発表されました。当ファンド大賞では、『個人投資家向け』『iDeCo・確定拠出年金向け』『確定給付年金向け』『NISA向け』の4分野で投資信託を選出しています。このページでは、それらの中から『個人投資家向け』・『NISA向け』の部門で優れた成績を残した投資信託と、管理人が注目している投資信託をピックアップして紹介します。
このページのもくじ
どんなファンドが高い評価を得たのか?
高い評価を得た投資信託の多くはアクティブファンドです。TOPIXなどの指標と連動を目指すインデックスファンドとちがい、それぞれ特色のある運用方針をかかげ、高い成績を出すことを目指す商品が多いのです。まずは最優秀賞の投資信託を3本ピックアップしてご紹介します。
スパークス・新・国際優良日本株ファンド
最優秀
(投資信託10年/国内株式部門)
日本企業の中でも『高い技術力を持つ』『グローバルでの活躍が期待できる』企業に投資します。組入上位にはソフトバンク・花王・テルモなど日本の名だたる企業が組み入れられています。
最新のチャート・基礎データはこちら
1年 | 3年 | 5年 |
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18.12% | 12.83% | 21.77% |
セゾン資産形成の達人ファンド
最優秀
(投資信託10年/外国株式部門)
長期的に資産を成長させることが目的の商品です。当ファンドに集められた資金は、国内外の有望なファンドに分散投資されます。有望なファンドの選定条件は①企業分析がしっかり行われているか ②手数料が適正か などの条件に合ったものです。
1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|
11.18% | 5.50% | 13.23% |
マネックス・日本成長株ファンド
最優秀
(投資信託/国内株式部門)
日本国内のインターネット関連企業に投資する商品です。投資先企業の中には、年々市場が拡大しているインターネット広告に携わる企業などが選ばれています。こちらはマネックス証券限定で扱われる商品です。
1年 | 3年 | 5年 |
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47.68% | 28.57% | 26.37% |
以上の投資信託は、「投資信託10年部門」というカテゴリで表彰されたものです。投資信託の中には、発売しても人気が集まらずに運用停止してしまうものもありますが、こちらは過去10年という長期に渡って高いパフォーマンスを出した実績のある商品ばかりです。
管理人が注目するファンドはこちら!
こちらでは、私たちに身近な国内株に投資する商品と、NISA向けの商品からピックアップして紹介します。
投資信託部門
MHAM日本成長株オープン
優秀ファンド賞(国内株式部門)
日本の企業の中でも、『競争力』『成長性』がある企業に投資する投資信託です。投資先の業種を見ると、サービス業が3割超となっています。組入上位の企業には中小企業のM&Aの仲介を手がけるストライク、介護事業者の経営支援を手がけるエス・エム・エスなどが上がっています。
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>1年 | 3年 | 5年 |
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46.81% | 24.95% | 22.83% |
女性活躍応援ファンド
優秀ファンド賞(国内株式部門)
日本の企業の中でも、『女性の活躍を推進する企業』『女性に人気の商品やサービスを提供する企業』などのテーマに着目して投資しています。海外ファッション通販サイト『バイマ』を運営するエニグモ、化粧品の開発・製造・販売を手がけるハーバー研究所など、女性の消費に関連する企業が、投資先上位に上がっています。
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>1年 | 3年 | 5年 |
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51.30% | 26.64% | -% |
NISA部門
>1年 | 3年 | 5年 |
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25.08% | 17.62% | 21.25% |
ダイワ・ライフ・バランス70
最優秀
(バランス成長部門)
株や債券など複数の資産に分散投資するバランス型の投資信託です。バランス型の商品の中でも、株式への投資割合が70%となっており、分散投資の効果を狙いつつも、リスクを取り利益を追求するタイプの商品です。次に紹介する三井住友・DC年金バランス70と比較して、外国株の投資比率がやや大きめです(日本株45%、外国株25%)。世界の企業の成長に重きをおいて投資したい場合は、こちらへの投資が向いています。
最新のチャート・基礎データはこちら
>1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|
8.58% | 2.61% | 8.47% |
三井住友・DC年金バランス70
優秀ファンド賞(バランス成長部門)
先に紹介したダイワ・ライフ・バランス70と同じく、株式への投資割合が高めのバランス型投資信託です。先に紹介したダイワ・ライフ・バランス70と比較して、日本株の投資比率がやや大きめです(日本株50%、外国株20%)。日本の企業の成長に重きをおいて投資したい場合は、こちらの商品が向いています。
最新のチャート・基礎データはこちら
>1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|
8.80% | 2.48% | 8.34% |
以上の投資信託は、積極的に利益を求めるアクティブ型の投資信託がほとんどなので、投資信託の保有にかかる手数料はやや高めです。ただし、投資信託の購入時にかかる手数料はネット証券を使うことで引き下げることができます。
一部の投資信託は、店舗で購入するよりもネット証券で買うほうが、買い付け時にかかる手数料が安くなることがあります。資産運用にかかる手数料は、資産運用の足かせとなりますので、同じ商品を運用するならば、手数料を低くできる方法を取りたいですね!
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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