つみたてNISAで新興国株式への投資は不要ですか?
お悩み
つみたてNISAのポートフォリオについて質問があります。分散投資をするにあたって新興国株式への投資は必要でしょうか。それとも不要でしょうか?
回答
つみたてNISA(積立NISA)の運用においては、より分散されたポートフォリオで長期にわたり投資することが理想的です。よって、基本的には新興国への投資も含めた銘柄をおすすめします。
MSCI社が提供する全世界株価指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」は、先進国と新興国を合わせたポートフォリオです。このうち、新興国の割合は11%程度あります。
つみたてNISAのような長い目で見る運用の場合は、将来的にこの新興国の割合がどう変化するか、予想するのが困難です。今後、新興国の割合が大きくなる可能性もあります。
適切な割合で、より多くの国や地域まで投資するために、全世界株式型のインデックスファンドなどを利用して、新興国まで含めた投資をすると良いでしょう。
しかし、ご自身の考えで「どうしても新興国には投資したくない」という場合、無理に投資する必要はありません。先進国のみの投資でも、すでに十分に分散された質の高いポートフォリオと言えるからです。
つみたてNISAの分散投資を考えるうえでは、より分散の効いた質の高いポートフォリオを目指すために、新興国も含めた銘柄をおすすめします。