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NISAのルール・運用の流れ

NISAを使った投資信託や株の売買方法は、基本的には普通の取引と変わりません。ただし、ちょっと違うルールも出てきます。ではNISAについてもう少し詳しく見て行きましょう!

NISAのルール

NISAのルール

購入枠は毎年120万円

毎年1月1日~12月31日の期間内に、NISAを利用して株や投資信託などを120万円まで買えます。年間120万円の投資枠は2023年まで毎年与えられます。

運用期間は最長5年

たとえば、2021年に与えられた投資枠で購入した商品は、2025年の年末まで運用ができます。そしてNISA運用の5年間は、2つの期間に分けられます。

  • 【運用1年目】
    仕込みの期間。投資信託や株の買付・売却・運用ができます。
  • 【運用2~5年目】
    運用の期間。最初の1年目に買ったものの売却・運用のみできます。

NISAの投資枠は、1度使うと戻らない

NISA口座で投資信託や株を買うのは、「金券を使って120万円分の買い物をする」ことと似ています。たとえば、2021年にNISAの口座で10万円分の投資信託を買うと、2021年の残りNISA利用枠は110万円に減ります。仮に買い付けた10万円分の投資信託を2021年の間に売ってしまっても、2021年のNISA利用枠は120万円には戻りません。やりなおしが効かないので注意しましょう。

使わなかった分は持ち越せない

1年間でNISAの投資枠120万円分を使いきらなかった場合、来年に持ち越すことはできません。計画的に運用しましょう。

基本的な運用の流れ

NISAの運用の流れは大きく3つに分けられます。

(1)5年の運用期間中、もしくは終了時に売却

NISAで運用する株や投資信託に利益が出ている状態で売却できれば、利益に税金がかかりません

(2)引き続き運用を続ける - ロールオーバー

NISAのロールオーバー

5年の運用期間終了後、さらにNISAを使って運用を続けることができます(ロールオーバー)。たとえば2014年に運用を開始したものは、5年後の2019年に運用が終了します。それを2019年から再度5年間運用ができます。
NISAの1年間の投資額上限は120万円ですが、ロールオーバーの場合は投資上限額がありません。

(3)引き続き運用を続ける - NISA制度が終了している場合

2019年にNISAで投資した商品は、5年の運用期間終了時点でNISA制度が終わる計算になります。この場合に続けて運用をする場合は、通常の口座に投資信託や株を移動させる必要があります。

NISAでの運用益は非課税になる。これがNISAのメリットです。ですから運用開始の時点よりも投資信託や株の価格が下がってしまうとメリットがありません。次のページではNISAのデメリットと、それに対抗する運用方法についてみていきます。

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