iFreeNEXT インド株インデックスの評価や評判【リスクは?今後はどうなる?】
最終更新:2024年11月11日
iFreeNEXT インド株インデックスは、大和アセットマネジメントが提供する「iFreeシリーズ」の1つです。「iFreeシリーズ」は、他のシリーズにない新しいインデックスファンドを先駆けて設定することが、高く評価されています。
iFreeNEXT インド株インデックスも、他に先駆けて設定されたインド株のインデックスファンドということもあり、純資産総額は右肩上がりで増え続けています。投資家からの評判が大変良いファンドと言えるでしょう。
このページでは、iFreeNEXT インド株インデックスへの投資を検討している方に向けて「インド株の今後はどうなる?」、「iFreeNEXT インド株インデックスの概要」から「インド株の今後はどうなる?」といった疑問まで徹底解説しています。
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Contents
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iFreeNEXT インド株インデックスは、インドの株式に投資し、Nifty50指数(配当込み、円ベース)の動きに連動させることを目指して運用をおこなうインデックスファンドです。
Nifty50指数
インドを代表する株価指数で、インドのナショナル証券取引所に上場する50銘柄で構成されています。50銘柄は、時価総額、流動性、浮動株⽐率等の基準を⽤いて選定されています。指数の計算⽅法は、浮動株調整済時価総額加重平均⽅式です。
iFreeNEXT インド株インデックスの組み入れ銘柄
順位 | 銘柄名 | 業種 | 組入比率 |
---|---|---|---|
1 | IFSC NIFTY 50 OCT 24 | - | 26.6% |
2 | HDFC銀行 | 金融 | 8.3% |
3 | リライアンス・インダストリーズ | エネルギー | 6.5% |
4 | ICICI銀行 | 金融 | 5.7% |
5 | インフォシス | 情報技術 | 4.3% |
6 | ITC | 生活必需品 | 3.0% |
7 | バーティ・エアテル | 電気通信 | 2.9% |
8 | タタ・コンサルタンシー・サービシズ | 情報技術 | 2.7% |
9 | ラーセン&トゥブロ | 資本財・サービス | 2.7% |
10 | アクシス銀行 | 金融 | 2.3% |
(2024年11月現在)
iFreeNEXT インド株インデックスに最も多く組み入れられている「IFSC NIFTY 50 SEP 24」は、Nifty50指数先物です。
2位以下には、Nifty50指数に採用されている個別株が並んでいます。HDFC銀行やICICI銀行など、銀行株が多く組み入れられており、インドの大手財閥であるタタ・コンサルタンシー・サービスといった有力企業も含まれています。
指数と個別株の両方が組み入れられている理由は、次の2つです。
- 指数にしっかりと連動させられる
- 日々の純資産額の変動に合わせて取引がスムーズにおこなえる
インド株インデックスファンドとの比較
iFreeNEXT インド株インデックスの設定以来、インド株に投資するインデックスファンドが続々と登場しました。
後に設定されたインド株に投資するインデックスファンドと比べると、信託報酬がやや高くなっています。しかしながら、他に先駆けて設定された銘柄であるため、純資産総額が大きく、安定した運用が期待できる点が魅力です。
銘柄名 /連動対象 |
信託報酬 | 純資産総額 |
---|---|---|
iFreeNEXT インド株インデックス /Nifty50指数 |
0.473% | 1,520億円 |
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド /Nifty50指数 |
0.308% | 229億円 |
auAM Nifty50インド株ファンド /Nifty50指数 |
0.297% | 76億円 |
サクっとインド株式 /SENSEX指数 |
0.3138% | 720億円 |
(2024年11月現在)
iFreeNEXT インド株インデックスの平均利回り
iFreeNEXT インド株インデックスの平均利回りは、年利14.52%※が目安です。
※利回りの根拠は、連動対象であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)の2004年~2023年のCAGR(年平均成長率)から、想定される運用コストを差し引いて算出した数値です。
(参考ページ:CAGR(年平均成長率)|やさしい株のはじめ方)
下のグラフは、過去10年分の値動きのイメージです。
なお、直近は上げ相場が続いています。あくまでも参考としてご覧ください。
インド株への投資にはどんなリスクがある?
インド株へ投資する上で特に注意すべきリスクは、カシミール地域の紛争です。
カシミール地域は、インドの北西部に位置する山岳地帯で、インド・パキスタンが領有権を主張しています。両国はカシミール地域の帰属をめぐり、過去に何度も衝突しました。
現在もインドとパキスタンで緊張状態が続いています。さらに、中国が進める「一帯一路構想※」では、カシミール地方を通る計画が進められていて、インドはこの計画に反発する姿勢をとっています。
※アジアとヨーロッパを陸路と海路で結ぶ物流ルート
今後のパキスタンや中国との関係次第では、株式市場が混乱・急落することもあるでしょう。
インド株の今後はどうなる?
隣国との関係性が危惧されているインドですが、経済面では大きな成長が期待されています。今後、経済が成長していくと同時に、インド株は無視できない存在になっていくでしょう。
世界銀行が予測する2023年4月~2024年3月の経済成長率は、世界全体が2.4%に対しインドは7.5%です。世界経済が低迷する中、インド経済は約3倍もの経済成長が見込まれています。
さらに、IMFの推計によるとインドの名目GDPは2025年に4兆3398億ドルになると予想されており、日本を抜いて世界4位にランクインする見通しです。
比較項目 | 2024年 | 2025年 |
---|---|---|
1 | 米国 28兆7,810億ドル |
米国 29兆8,396億ドル |
2 | 中国 18兆5,326億ドル |
中国 19兆7,900億ドル |
3 | ドイツ 4兆5,911億ドル |
ドイツ 4兆7,722億ドル |
4 | 日本 4兆1,104億ドル |
インド 4兆3,398億ドル |
5 | インド 3兆9,370億ドル |
日本 4兆3,103億ドル |
IMFのデータをもとに当サイトが作成
足元でインドが高成長を続けている背景には、下の3つがあります。
- 人口が増加している
- インフラ投資が積極的におこなわれている
- IT産業での存在感が高まっている
人口が増加している
インドの人口は14億人を超えており、2023年には中国を上回り世界一となりました。特に、生産年齢人口と呼ばれる働き盛りの人々が非常に多くなっており、この傾向は2040年にかけて続く見通しです。生産年齢人口の割合が高いほど経済成長が期待できるため、今後10年も経済成長が続くと予想できます。
インフラ投資が積極的におこなわれている
インドの人口増加に伴い、交通渋滞や電車の遅延などが問題になっています。こういったインフラ不足を解消するため、モディ首相はインフラ投資に力を入れると表明しました。インフラ投資も経済成長を押し上げる効果があります。
IT産業での存在感が高まっている
インドでは、IT産業が発展しており、ソフトウェアの開発拠点として世界的な地位を高めています。IT産業での存在感が高まっている理由としては以下の3つがあげられます。
- 世界2位の英語人口
- 高度な理数系教育に力を入れてきた歴史がある
- アメリカシリコンバレーとの時差が約12時間
インドはアメリカの裏側にあり、アメリカでIT産業が集まっているシリコンバレーとインドには約12時間の時差があります。この時差を活用すれば、アメリカのIT企業はインドに拠点を置くことで24時間体制でソフトウェアの開発ができるのです。
IT産業はAIの登場により、さらなる成長が予想されているため、この流れに乗って、インド経済は今後も成長できるでしょう。
今後のインドの経済成長の恩恵を取りこぼしたくない人は、ポートフォリオの一部としてiFreeNEXT インド株インデックスを組み合わせるのがおすすめです。先述したように、iFreeNEXT インド株インデックスは、純資産総額が大きく、安定した運用が期待できます。
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この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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