SBI証券クレカ積立10万円になるも改悪【プラチナプリファード最強ならず】
SBI証券は、2024年5月買付分より、クレカ積立の上限を月5万円から月10万円に引き上げました。しかし、「改悪だ!」、「プラチナプリファードが最強になると期待していたのに!」との口コミが目立ちます。この件について、詳しく紹介しています。
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SBI証券クレカ積立の上限が10万円になるも改悪
金融商品取引法に関する内閣府令の改正に伴い、SBI証券は、2024年5月買付分より、クレカ積立の上限を月5万円から月10万円に引き上げることを発表しました。
しかし、クレカ積立によるポイント還元について、「還元率の引き下げ」と「ポイント還元を受けるための条件」の案内もありました。これを受けて、「改悪だ!」、「プラチナプリファードが最強になると期待していたのに!」との声があがりました。
SBI証券は、クレカ積立によるポイント還元率の高さが魅力の証券会社です。クレカ積立の上限が月10万円へ引き上げられることで「もっとポイントを稼げるのでは!?」と注目されていました。ただ、ユーザーの期待とは裏腹に、クレカ積立によるポイント還元は限定的なものとなりました。
次の章で詳しく解説します。
プラチナプリファード・三井住友カードゴールド(NL)等の還元率
SBI証券では、三井住友カードを使ってクレカ積立ができます。そのポイント還元率は、カードのランクに応じて決まり、最大は「プラチナプリファード」の5%です。
従来のSBI証券のクレカ積立によるポイント還元率は、以下のとおりです。キャンペーンの実施により、2024年10月買付分までは、従来のポイント還元率が適用されます。
対象カード | ポイント付与率 |
---|---|
通常 | 0.5% |
ゴールド | 1.0% |
プラチナ※ | 2.0% |
プラチナプリファード | 5.0% |
※プラチナプリファード以外
2024年11月買付分からは、以下の表のように、カードのランクに加え、クレジットカードの年間利用額に応じてポイント還元率が決まることになります。
対象カード | 年間カード 利用額 |
ポイント付与率 |
---|---|---|
通常 | 10万円以上 | 0.5% |
10万円未満 | 0% | |
ゴールド | 100万円以上 | 1% |
10万円以上 | 0.75% | |
10万円未満 | 0% | |
プラチナ※ | 300万円以上 | 2% |
300万円未満 | 1% | |
プラチナ プリファード |
500万円以上 | 3% |
300万円以上 | 2% | |
300万円未満 | 1% |
※プラチナプリファード以外
年間利用額に、クレカ積立分は含まれません。「三井住友カード(NL)」や「三井住友カードゴールド(NL)」は、普段のお買い物などで、年間10万円以上利用しなければ、クレカ積立のポイント還元が0%になってしまいます。
プラチナプリファードでのクレカ積立ポイント還元率は、最低1%です。ただし、プラチナプリファードは、年会費が33,000円かかります。
【プラチナプリファード】Oliveと三井住友カードの違い
SBI証券では、「Oliveフレキシブルペイ」や「三井住友カード」のプラチナプリファードを使ってクレカ積立ができます。これらには、Vポイントアッププログラムの最大還元率、支払い口座の選択肢などの違いがあります。
Oliveフレキシブルペイの特徴
キャッシュカードの機能に加え、デビット・クレジット・ポイント払いの機能も備えた三井住友の一体型カードです。また、「Vポイントアッププログラム」のポイント還元率を最大20%まで上げられます。
三井住友銀行Olive(オリーブ)の始め方【申し込みと口座開設の流れ・手順】
三井住友カードの特徴
国際ブランドがVisaとMastercardから選べ、引き落とし先も対象の金融機関から自由に選べます。
比較項目 | Olive フレキシブルペイ |
三井住友カード |
---|---|---|
決済機能 | クレジットカード デビットカード ポイント払い |
クレジットカード |
Vポイントアップ プログラム |
最大20% | 最大16% |
国際ブランド | Visa | Visa Mastercard |
支払い口座 | 三井住友銀行 のみ |
対応金融機関 から選択可 |
【最強は楽天証券?】クレカ積立のポイント還元率比較
2024年10月買付分より、SBI証券でのクレカ積立のポイント還元率について、年間カード利用額の条件が加わります。なお、年間カード利用額に、クレカ積立分は含まれません。クレジットカードを投信積立以外でまったく使っていない場合、還元率が0%になってしまいます。
今回のSBI証券の改悪により「楽天証券が最強なのでは?」という声が多くありました。楽天証券は、従来のポイント還元率を維持したまま、クレカ積立の上限を月10万円に引き上げたためです。年間カード利用額の条件も設けていません。
マネックス証券やauカブコム証券もクレカ積立の上限を月10万円に引き上げています。SBI証券のような年間カード利用額の条件も設けられませんでした。
以下の表は、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券のクレカ積立によるポイント還元を比較したものです。
マネックス証券は、5万円以下の部分は従来のポイント還元率「1.1%」が維持され、5万円を超える部分は、ポイント還元率が低くなります。
積立金額 | ポイント還元率 |
---|---|
5万円以下の部分 | 1.1% |
5万円超 7万円以下の部分 |
0.6% |
7万円超の部分 | 0.2% |
5万円まではマネックス証券が、10万円ではauカブコム証券が最高還元率です。「これって、auカブコム証券が最強なのでは?」と思った人も多いのではないでしょうか。
最後に、auカブコム証券のキャンペーンを紹介します。
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口座開設料・年会費などは一切かかりません。
※サービスに変更がある場合もあります。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
SBI証券は、2024年5月買付分より、クレカ積立の上限を月5万円から月10万円に引き上げました。しかし、クレカ積立によるポイント還元について、「還元率の引き下げ」と「ポイント還元を受けるための条件」の案内もありました。
これを受けて、「改悪だ!」、「プラチナプリファードが最強になると期待していたのに!」との声があがりました。これから新NISAをはじめる人は、auカブコム証券なども検討することをおすすめします。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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