三菱UFJ日本国債ファンド(毎月決算型)はおすすめですか?
お悩み
三菱UFJ日本国債ファンド(毎月決算型)を2019年から積立で買っていたのですが、最近、あまりに成績がふるわないため、よくよく調べたところ、2025年で償還が決まっていることに気がつきました。
どんどん基準価格が下がっているようですが、戻り待ちしたほうが良いでしょうか?
それとも早くに損を確定し、売却をしたほうが良いでしょうか?
回答
個人的には、売却して健全な商品に乗り換えたほうが良いと思います。
三菱UFJ日本国債ファンド(毎月決算型)は、低金利が続いている日本国債を投資対象としていながら、年率で最大0.715%もの信託報酬を負担しなければならない不健全な投資信託です。おすすめしません。
新発10年国債利回り | 信託報酬 |
---|---|
0%未満 | 0.132% |
0%以上1%未満 | 0.242% |
1%以上3%未満 | 0.473% |
3%以上5%未満 | 0.594% |
5%以上 | 0.715% |
また、今後、日本国債の金利が上がると、この投資信託の基準価格はさらに下がる可能性があります。
日本国債での安定した運用をお考えでしたら「個人向け国債(変動10)」という選択肢があります。個人向け国債(変動10)は、実勢金利が上がっても受取利子が増えるメリットがあり、元本割れもしません。
今後、日本国債の金利は下がる、とのお考えをお持ちでしたら、eMAXIS Slim 国内債券インデックスのような「低コストで運用される国内債券型の投資信託」という選択肢もあります。
三菱UFJ日本国債ファンド(毎月決算型)は、年率で最大0.715%もの信託報酬を負担しなければならない不健全な投資信託です。売却して健全な商品に乗り換えたほうが良いでしょう。