ハイ・イールド債券型の投資信託は、なぜ利回りが高いのですか?
お悩み
投資信託の中に「ハイ・イールド債」という名前が入った投資信託があります。利回りが高いようですが、なぜ高いのか分かりません。ハイ・イールド債を運用する投資信託のしくみや特徴を教えてください。
回答
ハイ・イールド債とは債券の一種で、利回りは5~10%の高い利率で設定されています。債券は企業や国が、お金を借りるために発行するものです。
利回りが高い理由
債券を買った人には、見返りとして利子がもらえます。債券の利子(利回り)の大きさは、発行する企業や国の信用度で変わります。信用度の高い企業や国が発行する債券は利回りが小さく、信用度が低い企業や国が発行する債券は、利回りが大きくなります。
もし利回りが同じぐらいだったら、信用度が低いところになんて、誰もお金を貸さないですよね。
つまり、ハイ・イールド債は、信用度が低いため利回りが高いということです。
ハイ・イールド債型の投資信託の特徴
ハイ・イールド債を探して個別に投資するのは、ハードルが高いです。
しかし、ハイ・イールド債型の投資信託を使えば、かんたんにハイ・イールド債券に投資できます。また、複数のハイ・イールド債に分散投資するため、個別に投資するよりはリスクが小さいです。
ただし、一般的な債券型の投資信託と比べると、ハイ・イールド債型の投資信託はリスクが大きいです。リーマンショックのような経済の混乱が起きると、信用度の低いハイ・イールド債は一斉に売られて、価格が暴落します。
ハイ・イールド債型の投資信託を使う場合は、資産運用のメインとしてではなく、余裕資金の一部で投資することをおすすめします。
銘柄名/分類 | トータルリターン(3年)※ | 最新 価格 |
---|---|---|
iシェアーズ ハイイールド債券インデックス・ファンド /インデックスファンド |
2.04% | 詳細 |
野村インデックスファンド・米国ハイ・イールド債券・為替ヘッジ型 /インデックスファンド |
0.78% | 詳細 |
みずほUSハイイールドオープンBコース(為替ヘッジなし) /アクティブファンド |
2.36% | 詳細 |
※年率換算・2020年9月時点