つみたてNISAと貯金の割合はどうすれば良いですか?
お悩み
つみたてNISAと貯金の割合を考えています。
現在の貯金残高は100万円くらいで、毎月の貯金額は4万円です。いくらずつ割り振れば良いでしょうか?
回答
「つみたてNISA(積立NISA)」と「貯金」の割合は、運用に対してどれだけリスクを取れるかによって変わります。リスクを取れる度合いは人によって違いますので、一概にこの割合が良いとは言えませんが、大まかな目安はあります。
「1:1」でシンプルに
毎月の貯金額が4万円であれば、「つみたてNISAへ2万円、貯金へ2万円」となります。
「100-年齢」をリスク資産に
たとえば30歳の人であれば「100-30=70」で、リスク資産を70%にするのが目安ということになります。つまり、「つみたてNISAへ28,000円、貯金へ12,000円」です。こちらは、年齢に応じてリスク資産の割合が決まります。
ただし、これらはあくまで目安です。
つみたてNISAで株式型の投資信託を持った場合には最大50%程度の下落が起こってもおかしくありません。そのようなイメージをしながら、具体的に「自分はどこまでリスクを取ることができるのか」を考えることがポイントとなります。
過去の統計では、一時的に大きな下落があったとしても、長期で投資を続けていれば、その下落をカバーできる可能性が高いとされています。よって、つみたてNISAは長く続けることが重要です。
運用資産と貯金の割合に絶対の正解はありませんが、うまく決めきれない場合は、まずは「1:1」で始めてみてはいかがでしょうか。その後、ご自身のリスク許容度に応じて調節をしていく、という考え方で良いでしょう。