SPYDに100万円投資すると配当金は税金も考慮していくらもらえますか?
お悩み
高配当の米国ETFに興味があり、SPYDへ100万円投資することを検討しています。
SPYDへ100万円投資すると配当金は税金も考慮していくらもらえますか?
回答
SPYDに100万円投資した場合、配当金は税金を考慮すると年3万円程度が目安となるでしょう。
SPYDとは?
高配当株に分散投資できる米国ETFです。S&P500のなかで配当利回りが高い80銘柄から構成されている「S&P500高配当指数」に連動するように運用されます。
最新の株価チャートをご覧いただけます。
SPYDの2024年11月時点の直近配当利回りは4.03%です。これをもとに100万円投資した場合の配当金をシミュレーションすると、以下の表のようになります。
保有する口座 | 年間の配当金額 |
---|---|
特定口座 (外国税額控除の考慮なし) |
28,901円 |
特定口座 (外国税額控除を考慮) |
32,113円 |
NISA口座 | 36,270円 |
米国ETFの配当金に対する税金は、米国で10%が引かれた後に、日本で20.315%が源泉徴収されます。特定口座で運用している場合、これらの税金が引かれた状態で口座に入金されます。
ただし、確定申告をすることにより「外国税額控除」を受けられ、米国で課された税額を日本の所得税や住民税から差し引けます。なお、特定口座(源泉徴収あり)で取引されていれば、米国ETFについての確定申告は義務ではありません。外国税額控除を受けない選択もできます。
NISA口座で購入した場合は、日本でかかる税金がゼロの状態で配当金を受け取れます。ただし、米国でかけられる税金はゼロにできないためご注意ください。
米国ETFの配当金にかかる税金は、米国10%引かれた後に、日本で20.315%が源泉徴収されます。これらの税金を考慮するとSPYDに100万円投資してもらえる配当金は年間3万円が目安です。ただし、外国税額控除を受けることや、NISA口座で購入することで、引かれる税金の割合を少なくできます。