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「つみたてNISA」か「一般NISAで高配当ETF」か、どっちがいいですか?

お悩み

「オルカンでのインデックス投資」と「SPYD+HDV+VYMでの高配当ETF投資」を始めたいのですが、NISAの選び方について迷っています。

「つみたてNISAでオルカン、特定口座で高配当ETF」か「一般NISAで高配当ETF、特定口座でオルカン」か、どっちがいいのでしょうか?
※eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の通称

回答

ご希望の組み合わせですと、「つみたてNISAでオルカン、特定口座で高配当ETF」での運用をおすすめします。

<NISAの比較>
比較項目 つみたてNISA 一般NISA
投資可能期間 2042年まで 2028年まで※1
非課税期間 20年間 5年間
毎年の
投資額上限
40万円 120万円※2

※1)2024年以降、新NISAへ移行

※2)新NISAでは122万円

期間の長さから、制度をフル活用すればつみたてNISA(積立NISA)の方が、累積の投資額が多くなるため、非課税メリットの可能性も大きくなります。したがって、「一般NISAで高配当ETF」よりも「つみたてNISAでオルカン」が有力となります。

また、NISA口座で保有する米国ETFは外国税額控除の適用を受けられないこともデメリットです。

外国税額控除とは

外国証券投資による利子や配当金の二重課税を調整するために、外国で課された税額を日本の所得税や住民税から差し引く制度のことです。
※米国で10%、日本国内で20.315%

外国税額控除の適用を受けるには、確定申告が必要です。しかし、NISA口座で保有する米国ETFは国内で非課税とされるため、確定申告できません。よって、外国税額控除の適用を受けられず、米国で徴収された税金を非課税とすることはできないのです。

長期積立投資と相性の良いeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をつみたてNISA枠で運用して非課税メリットを最大限に受けつつ、特定口座では高配当ETFを運用しながらその分配金はしっかりと外国税額控除の適用を受ける、という方針でいかがでしょうか。

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