新NISAの成長投資枠は米国高配当ETFか投資信託かどっちがいいですか?
お悩み
新NISAの成長投資枠で何に投資をしようか迷っています。
インスタやYouTubeなどで、米国高配当ETFが良いといった情報を得ました。
しかし、つみたて投資枠と同じ投資信託でもいい気がしています。
米国高配当ETFか投資信託のどっちがいいのでしょうか。
回答
新NISAの成長投資枠で、投資するにあたって、米国高配当ETFと投資信託は有力な投資候補です。米国高配当ETFか投資信託のどっちがいいかは、分配金を受け取りたいかどうかで選ぶと良いでしょう。
米国高配当ETF
ETFの多くは、投資先から得られた配当を投資家に分配金として還元します。米国高配当ETFは、配当利回りの高い米国企業にまとめて投資できるため、定期的にお金を受け取りたい人にとって、有力候補となるでしょう。
ただし、分配金を再投資するためには、新たに非課税枠を使う必要があります。今後、資産を大きくしていきたい人には非効率といえます。また、NISA口座で買ったETFの分配金には、外国税額控除を適用できないデメリットもあります。
新NISAで米国ETFを買って配当金をもらったら課税されますか?
投資信託
長期投資に向いている投資信託は、分配金をファンド内で再投資をする仕組みとなっています。運用資産が雪だるま式に増えるため、複利の力が効果的に働きます。新たに非課税枠を使って再投資する必要もありません。新NISAの非課税限度額を有効的に使って、資産を大きくしていきたい人に向いています。
ただし、定期的にお金を受け取れないため、リターンを得ている実感が得づらいという側面はあります。
分配金をもらってリターンを得ている実感を得たい人は、米国高配当ETFが向いています。一方、合理的かつ効率的に新NISAの非課税枠を利用したい人は、分配金がファンド内で再投資される投資信託を選ぶと良いでしょう。