ひふみプラスを新NISAで積み立てるのはデメリットがありそうですか?
お悩み
ひふみプラスを新NISAで積み立てようと思っています。
ひふみプラスを積み立てていくにあたり、何かデメリットがあれば教えてください。
回答
ひふみプラスのデメリットとして、以下の3点があげられます。
- ほとんど日本株のみへの投資となる
- インデックスファンドと比べてコストがかかる
- 常に運用成績が良いわけではない
しかし、ひふみプラスの運用スタイルに共感し、今後の運用成績に期待できるのであれば、新NISAで積み立てていくのも良いでしょう。
ひふみプラスとは?
投資家の長期的な資産形成に貢献することを目的として、国内株式を中心に運用されています。投資家たちからの評価も高く、数あるアクティブファンドの中でも代表的な存在となっています。
最新のチャート、目論見書などをご覧いただけます。
ほとんど日本株のみへの投資となる
ひふみプラスの組み入れ銘柄は、ほとんどが日本株です。しかし、全世界に占める日本株の割合は、時価総額ベースで5%程度しかありません。ひふみプラスだけに投資する場合、投資地域の偏りがデメリットとなります。
インデックスファンドに比べてコストがかかる
ひふみプラスの信託報酬は、「1.078%以内」です。対して、国内株式を投資対象とするインデックスファンドの信託報酬は、サクっとTOPIXであれば「0.1133%程度」、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)であれば「0.143%以内」です。なるべく低コストで運用したい人にとって、ひふみプラスは信託報酬の高さがデメリットとなります。
常に運用成績が良いわけではない
アクティブファンドの運用成績はファンドマネージャーの腕次第です。運用成績が良い時期もあれば、インデックスファンドを下回る時期もあります。リターンがコストに見合わないと思う人にとって、新NISAで積み立ていくファンドには向いていません。
しかしながら、ひふみプラスは、徹底的な調査・分析により、本質的に成長が期待できるよりよい優良企業に投資することを目指しています。今後の成長次第では、インデックスファンドより大きな利益を出す可能性もあります。
ひふみプラスには、「投資地域の偏り」や「信託報酬の高さ」など注意点があります。しかし、投資哲学が評価されているファンドであることも事実です。ひふみプラスの運用スタイルに共感し、今後の運用成績に期待できるのであれば、新NISAで積み立ていくのも良いでしょう。